無知の壁 (サンガ新書) の感想
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参照データ
タイトル | 無知の壁 (サンガ新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 養老孟司 |
販売元 | サンガ |
JANコード | 9784905425182 |
カテゴリ | 人文・思想 » 哲学・思想 » 東洋思想 » 東洋哲学入門 |
購入者の感想
私自身は、前作のお二人の共同著書「希望のしくみ」が、さらにもう少し深く書かれているような印象でした。特に養老先生が、いろんな著書で提起している現代抱える問題の一部を、スマナサーラさんが仏教の視点で、答えている部分は、読んでいて大変に分りやすかったです。
この本は、2011年5月に行われた鼎談を基にした内容で、わたしはその時、渋谷の会場にいて鼎談を聞いていました。しかしこの本を読んで、あの時は「こんなことを言っていたんだ!」と改めて理解できる点が多くて本当によかったです。
養老孟司氏は、「バカの壁」という本で有名になったので知っている方が多いと思います。東大医学部の超頭のいい先生がそんなバカの壁なんていうことについて書くのは、とても刺激的なことだったから売れたのだろうと思います。しかし、あれは「刺激」に終わらせてはならない内容ですね。この本を読んで改めてそのことを思いました。壁は自分が超えるために認識するものであって、人間をバカにするための表現ではないのですからね。
養老孟司氏は、「バカの壁」という本で有名になったので知っている方が多いと思います。東大医学部の超頭のいい先生がそんなバカの壁なんていうことについて書くのは、とても刺激的なことだったから売れたのだろうと思います。しかし、あれは「刺激」に終わらせてはならない内容ですね。この本を読んで改めてそのことを思いました。壁は自分が超えるために認識するものであって、人間をバカにするための表現ではないのですからね。