StrategicMind　2014年新装版 Kenichi Ohmae business strategist series (NextPublishing) の感想

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大前 研一 さんの考え方に対して個人的に否定的な印象を持っていますが、この本は教科書として優秀です。

ただ、「企業参謀」も買っていて読んだあとでこれを読んだのですが、企業参謀とそのまんま同じ文章や図が結構な量出てきてなんだかなぁという感じがしました。（もうすこし別の観点から見た書き方をされていることを期待していた）
というか、これ買うなら企業参謀を買う必要はないです。この本で省かれてる部分は無駄だと感じる冗長な表現や、明らかに執筆当時に時代遅れになってしまったものなので「企業参謀」の上位互換品と考えて差し支えないでしょう。こっちのほうが洗練されています。（両方買って正直損しました）

あと、「企業参謀で心折れた方には~」というレビューを書かれている方がいますが、これも結構量ありますよ。

内容は企業参謀のまとめ＋戦略を実際に考えるには＋実際の企業はどうやったか（現代のと書かれているが、当然ながら執筆当時の現代）
といったところです。よくまとめられています。
出てきている事例や、その考え方には今の観点から見ると明らかにおかしいところはあります。あくまでも戦略的な考え方のフレームワークの一つについて解説したものと考えるのが無難でしょう。