慰安婦と戦場の性 (新潮選書) の感想

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タイトル慰安婦と戦場の性 (新潮選書)
発売日販売日未定
製作者秦 郁彦
販売元新潮社
JANコード9784106005657
カテゴリ歴史・地理 » 日本史 » 一般 » 日本史一般

購入者の感想

 かの問題について、世界的に見ても質量とも第一級と言い得る本書、ようやく英訳刊行。

 『Comfort Women and Sex in the Battle Zone』
    Ikuhiko Hata (著)
    ハードカバー: 404ページ
    出版社: Hamilton Books (2018/8/15)
    言語: 英語
    ISBN-10: 0761870334
    ISBN-13: 978-0761870333
    発売日: 2018/8/15
    商品パッケージの寸法: 15.2 x 22.9 cm

 当然、当amazon.co.jpでも予約受付中ながら、8/15発売のためか、8/1現在製品リンク不可の模様。後日リンクを貼ります(しかしこの発売日、意図的なのかどうか…)。いずれにしても、某方面から圧力があったという第5章も漏れなく訳出されているようで喜ばしい限り。ネット上などで散見される海外との不毛な論争にも資するところ大なのでは。ちなみに、同著者の『

1992年1月11日の朝日新聞朝刊の一面記事を契機にして、いわゆる「従軍慰安婦」問題が日本のみならず韓国など周辺諸国をも巻き込んで燃え広がった。その後、さまざまなメディアの中でこの問題が扱われてきたが、政治的なスタンスから、審議不明の「証言」などを無批判に報道するといった悪質なミスリードを行うメディアも増えてきた。
その中、事実をひとつひとつ検証していくというもっとも大切な作業をおこない、その成果をまとめたのがこの本である。
本書は、慰安婦問題の発端と経過、日本国内の公娼制度、独・露・英・米国軍との「慰安」比較考察、慰安婦「身の上話」の検証、証言者の偽称とかつがれたメディア、国連と慰安婦問題、給付金をめぐる慰安婦団体の暗闘など、いまだくすぶり続けているこの問題を正面から受け止めた「慰安婦問題」に関する基本テキストとなろう。
 読み進めていくと、近現代史研究者として著名な著者の冷静な切り口、分析力、資料収集の行動力には脱帽させられる。 ただ内容はやや難解であり、事前にある程度の知識が必要とされるのが惜しい。

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