禅の言葉に学ぶ ていねいな暮らしと美しい人生 (朝日文庫) の感想
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参照データ
タイトル | 禅の言葉に学ぶ ていねいな暮らしと美しい人生 (朝日文庫) |
発売日 | 2012-11-07 |
製作者 | 枡野俊明 |
販売元 | 朝日新聞出版 |
JANコード | 9784022617422 |
カテゴリ | 人文・思想 » 宗教 » 仏教 » 仏教入門 |
購入者の感想
タイトルに「ていねいな暮らしと美しい人生」とあるが、本書も非常に「ていねいに」作られている印象を受ける。
見開きで、右側にタイトル、禅語(とその読み方)、禅語の意味、そして左側には著者による説明が書いてあるが、この説明が非常にていねいでわかりやすい。禅語そのものは古代中国から江戸時代の日本までさまざまな禅僧が語ったものであり生まれた時代背景は現代とは異なるが、それを現代のビジネス社会・情報化社会に置き換えて、現代社会においても普遍的な価値を持つものとして禅語を解説している。また、ほとんどすべての説明が、版面いっぱいまで、そして度々最後の句点がぶら下げで入っている。スペースいっぱいまで文字が入っているということは、著者と編集者が何度も校正をして、できるだけも文字内容を入れようとしたからではないかと推察する。
禅語はいずれもこれから何百年も輝きを失わないであろう価値を持つものである。改めて、こんなすばらしい言葉があったのかと、しみじみと読み進めた。個人的に印象深かったいくつかの禅語を10箇紹介したい。
独坐大雄峰 「生きていることはありがたし」
非思量 「考えない」
一行三昧 「そのものになりきる」
本来無一物 「持って生まれたものなど何もない」
一箇半箇 「本当に伝える人は一人でよい」
薫習 「何事も尊敬できる人につく」
和顔愛語 「微笑みが人の心を明るくする」
而今 「今を生きる」
夏炉冬扇 「きっと役に立つときが来る」
露堂々 「すべてが露われている」
中には、一般に考えられているのとは違う解釈もあるが、その解説がまた、ていねいでやさしいのである。
見開きで、右側にタイトル、禅語(とその読み方)、禅語の意味、そして左側には著者による説明が書いてあるが、この説明が非常にていねいでわかりやすい。禅語そのものは古代中国から江戸時代の日本までさまざまな禅僧が語ったものであり生まれた時代背景は現代とは異なるが、それを現代のビジネス社会・情報化社会に置き換えて、現代社会においても普遍的な価値を持つものとして禅語を解説している。また、ほとんどすべての説明が、版面いっぱいまで、そして度々最後の句点がぶら下げで入っている。スペースいっぱいまで文字が入っているということは、著者と編集者が何度も校正をして、できるだけも文字内容を入れようとしたからではないかと推察する。
禅語はいずれもこれから何百年も輝きを失わないであろう価値を持つものである。改めて、こんなすばらしい言葉があったのかと、しみじみと読み進めた。個人的に印象深かったいくつかの禅語を10箇紹介したい。
独坐大雄峰 「生きていることはありがたし」
非思量 「考えない」
一行三昧 「そのものになりきる」
本来無一物 「持って生まれたものなど何もない」
一箇半箇 「本当に伝える人は一人でよい」
薫習 「何事も尊敬できる人につく」
和顔愛語 「微笑みが人の心を明るくする」
而今 「今を生きる」
夏炉冬扇 「きっと役に立つときが来る」
露堂々 「すべてが露われている」
中には、一般に考えられているのとは違う解釈もあるが、その解説がまた、ていねいでやさしいのである。