あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション 226 [Blu-ray] の感想

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参照データ

タイトルあの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション 226 [Blu-ray]
発売日2015-02-04
監督五社英雄
出演萩原健一
販売元松竹
JANコード4988105103177
カテゴリDVD » ジャンル別 » 日本映画 » ドラマ

購入者の感想

DVD版でもレビューさせて頂いたのですが、少し改訂して書かせて頂きます。
私はDVD版も持ってますが、このBlu−ray版も予約しました。

本作は、監督に「美しい画を撮らせたら邦画でも屈指」と呼ばれた、故・五社英雄監督。
脚本は東映の「仁義なき戦い」、「二百三高地」、「大日本帝国」の脚本で知られる名脚本家、故・笠原和夫氏です。

■素晴らしいと感じる点
五社監督得意の「美しい画」作りが、本作でもいかんなく発揮されており、千住明さん作曲の劇中曲と相まって、蹶起が
失敗に終わった=死が迫った、と悟った青年将校たちの「それぞれの家族を想うシーン」では、それが見事に現れています。
(画、音楽共に”素直に美しい”、と思いました)

また製作費20億円掛けただけあって、CGも無い時代に、昭和11年当時の東京の街並みや、自走する陸軍の中戦車
(九五式?)が再現され、低調だった当時の邦画としては、豪華な雰囲気を醸し出しています。

■「うーむ」と感じる点
この作品を評して、「ストーリーが・・・」との意見も有りますが、実は以下のような事情があります。
本作の撮影時期は、昭和63年。つまり昭和天皇が体調を崩され重篤なご病状という時期に撮影されました。

226事件には、「昭和天皇の弟宮である秩父宮殿下が、蹶起(反乱)軍に同情的で、昭和天皇が蹶起軍の願いを
聞き入れない場合、秩父宮殿下が、蹶起軍の青年将校に担がれて、最終的には昭和天皇にとって代わって
即位しようとする”動き”が有った」という仮説が現在でも根強く有り、昭和63年当時、笠原氏は独自の緻密な取材を
重ねたうえで、「真実である」という判断の元、まさにその内容に沿った脚本を仕上げました。

しかし、「昭和天皇のご病状が重篤な時期にその様なストーリーが許されるのか?」という松竹トップの判断で却下されました。
(恐らく、昭和天皇のご体調が健常であっても、却下されたと思いますが。)

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