独学という道もある (ちくまプリマー新書) の感想
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参照データ
タイトル | 独学という道もある (ちくまプリマー新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 柳川 範之 |
販売元 | 筑摩書房 |
JANコード | 9784480688057 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 倫理学入門 |
購入者の感想
同著者で東大教授が教える独学勉強法と言う本がありますが、内容はほぼ同じです。ただ本書は、方法論だけではなくて、自分の生い立ちから人生観などにベクトルが向いていて、その時々でなぜその選択をしたのかが、著者の感情目線で書かれているのでより共感できました。私は、通信制大学の入学を目指していて、その判断材料を探している時にこの著者に出会いました。
著者は若くして契約や法律、組織と経済学という興味深い経済学の分野で顕著な実績を積まれている。日経新聞の経済教室にも書かれており、さぞきらびやかな経歴の持ち主と思うところろである。それが実際には大検を受け、大学も通信課程であり、独学でこられたというところに、この本の新鮮さと興味深さがあった。独学でこられたからこそ、狭い規範意識なく独創的な研究論文がかけるという示唆に考えさせられる。日本もこれから一度就職してから大学院に戻りジョブチェンジするなど、生き方が多様になり、自由度が高まって欲しいという著者の考えに共感する。