Billy Joel Favorites Keyboard Book (Note-for-Note Keyboard Transcriptions) の感想

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原曲のキーボードパートをできる限り忠実に再現する米Hal Leonard社の人気シリーズ"Keyboard Recorded Versions（Note-For-Note Keyboard Transcriptions）"。
本書は、シリーズのはしりとなった93年発売のベストセラー「The Billy Joel Keyboard Book」から実に18年の歳月を経て、ついに世に出たビリー・ジョエルの第２集である。
大ヒット曲や弾き語り向きの曲が満載されていた圧巻の第１集に比べれば、曲の著名度、弾き語りへの汎用性では及ばないものの、長く愛され続けた佳曲ぞろいであり、オリジナルキーボードパートの再現度も高い。
弾き語り譜の出版が恐らくは世界初となる「オール・マイ・ライフ」「小雨降るパリ」「ウィーン」、長らく弾き語り譜が入手困難となっていた「エブリバディ・ハズ・ア・ドリーム」「ニューヨーク52番街」あたりは、特に貴重。
個人的には「ウィーン」「小雨降るパリ」の２曲に大感激。

＜収録曲＞オールマイライフ、プレリュード／怒れる若者★、ベイビーグランド、ドントアスクミーホワイ、エンターテイナー、エブリバディハズアドリーム、ニューヨーク52番街、グッドナイトサイゴン、イノセントマン、眠りつく君へ、マイアミ2017、若死にするのは善人だけ★、ザリヴァーオブドリームス、ルートビアーラグ☆、さよならハリウッド、小雨降るパリ、夏ハイランドフォールズにて★、ウィーン（全18曲）

★は「Billy Joel Classics (Keyboard Play-Along)」（09年、Hal Leonard刊）と同一譜にオルガン、シンセパートを追加
☆は「Billy Joel Hits (Keyboard Play-Along)」（09年、Hal Leonard刊）と同一譜にオルガン、シンセパートを追加