勤勉の哲学 日本人を動かす原理 PHP文庫 の感想
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参照データ
タイトル | 勤勉の哲学 日本人を動かす原理 PHP文庫 |
発売日 | 2013-09-24 |
製作者 | 山本 七平 |
販売元 | PHP研究所 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 哲学・思想 » 東洋思想 » 日本 » 一般 |
購入者の感想
―日本人はなぜ勤勉なのか―で始まる序文を聞いて、そこで何かを感じたら、是非とも読んで貰いたい一冊である。自身でさえ気づいていない自分の行動原理、日本の社会現象の原点などなど、目から鱗とは、正にこのような発見にあるのではなかろうか?
確かに、その結論に至っては著者の主観によるものだけに、それがそのまま正しいかどうかまでは判然としない。ただ歴史というものの着眼においては、炯眼に値するものがある。それこそ80ページにも及ぶ解説こそが、その証左といえるのではないだろうか。
ただ、解説者も言っているように、余りにも原文の多様には辟易するのは否めない。この私も3回目位にして、初めて少しの理解に至ったものである。漢文の素養さえあれば、何のこともないのだろうが…。
がしかし、回を重ねる毎に、その内容の深遠さには興味の尽きることはなかろう。社会を見る目が変わることは、請け合いである;類い稀なる良書であるとの、折り紙を付けるに躊躇はしない。
初版が出たのが昭和54年であり、現在の価値観からは隔たりがあるのは事実だろうが、しかし、その原点に流れている文化的価値観においてはそれほど変わってはいないだろうし、これからもまだまだ通用する考え方だと思うのだか…。
確かに、その結論に至っては著者の主観によるものだけに、それがそのまま正しいかどうかまでは判然としない。ただ歴史というものの着眼においては、炯眼に値するものがある。それこそ80ページにも及ぶ解説こそが、その証左といえるのではないだろうか。
ただ、解説者も言っているように、余りにも原文の多様には辟易するのは否めない。この私も3回目位にして、初めて少しの理解に至ったものである。漢文の素養さえあれば、何のこともないのだろうが…。
がしかし、回を重ねる毎に、その内容の深遠さには興味の尽きることはなかろう。社会を見る目が変わることは、請け合いである;類い稀なる良書であるとの、折り紙を付けるに躊躇はしない。
初版が出たのが昭和54年であり、現在の価値観からは隔たりがあるのは事実だろうが、しかし、その原点に流れている文化的価値観においてはそれほど変わってはいないだろうし、これからもまだまだ通用する考え方だと思うのだか…。