100 Selected Stories (Wordsworth Classics) の感想
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参照データ
タイトル | 100 Selected Stories (Wordsworth Classics) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | O. Henry |
販売元 | Wordsworth Editions Ltd |
JANコード | 9781853262418 |
カテゴリ | » 洋書 » Special Features » all foreign books |
購入者の感想
「O・ヘンリーが、好きです。」と、はにかみながら、Sクンは、そう言った。Sクンと、カセットで、エルトン・ジョンの、「ユア・ソング」を、聴いた。
筆者にも、そう言う時代が、有ったのだ。
Sクンが、O・ヘンリーの、どの物語が、好きなのかは、訊き出さなかった。一口に、O・ヘンリーの物語と言っても、様々、ある事だし・・。
そう言う、Sクンを、筆者の下宿に、呼んだことも、有る。Sクンが、「ビールが飲みたい」と言うので、「中ぐらいの量のを、買って来る」、と言うと、Sクンから、「ヱビスの中ビンですか?」と、見透かされてしまった。
筆者は、「だったら、サッポロの黒生にする」と言うと、「だったら、要りません」と、Sクンは、言う。
Sクンは、早稲田大学を目指している、受験浪人生である。おとうさんは、会社社長らしい。
「どうして早稲田志望なの?」と、訊くと、Sクンは、「社長になりたいから」と、答える。
「でも、君のおとうさんは、社長さんでしょ?」と訊くと、「兄が、2人いるから」と、Sクン。
それで、結局、一晩、まんじりともしないで、朝方、下宿から出ようとすると、Sクンは、「やっぱり、ビールが、飲みたかった」と言う。
内心、「酔いたかったんだろうな」と、バツの悪い思いをしたが、2人で定食屋さんで、朝食をいただいてから、Sクンは、吉祥寺行きの電車に乗った。
その後、Sクンとは、連絡が取れない。しばらく後、Sクンの自宅に、電話をしたらば、Sクンの、おにいさんと言う人が、電話に出て、「Sは、自殺しました」と言って、そそくさと、電話は、切れた。
Sクン、君の苦しみは、まだ痛むか。-「O・ヘンリーが好きです」と言った、君の言葉は、かみしめている。
それ以来、O・ヘンリーと言うと、Sクン、君のことを、思い出さずには、いられない。
筆者にも、そう言う時代が、有ったのだ。
Sクンが、O・ヘンリーの、どの物語が、好きなのかは、訊き出さなかった。一口に、O・ヘンリーの物語と言っても、様々、ある事だし・・。
そう言う、Sクンを、筆者の下宿に、呼んだことも、有る。Sクンが、「ビールが飲みたい」と言うので、「中ぐらいの量のを、買って来る」、と言うと、Sクンから、「ヱビスの中ビンですか?」と、見透かされてしまった。
筆者は、「だったら、サッポロの黒生にする」と言うと、「だったら、要りません」と、Sクンは、言う。
Sクンは、早稲田大学を目指している、受験浪人生である。おとうさんは、会社社長らしい。
「どうして早稲田志望なの?」と、訊くと、Sクンは、「社長になりたいから」と、答える。
「でも、君のおとうさんは、社長さんでしょ?」と訊くと、「兄が、2人いるから」と、Sクン。
それで、結局、一晩、まんじりともしないで、朝方、下宿から出ようとすると、Sクンは、「やっぱり、ビールが、飲みたかった」と言う。
内心、「酔いたかったんだろうな」と、バツの悪い思いをしたが、2人で定食屋さんで、朝食をいただいてから、Sクンは、吉祥寺行きの電車に乗った。
その後、Sクンとは、連絡が取れない。しばらく後、Sクンの自宅に、電話をしたらば、Sクンの、おにいさんと言う人が、電話に出て、「Sは、自殺しました」と言って、そそくさと、電話は、切れた。
Sクン、君の苦しみは、まだ痛むか。-「O・ヘンリーが好きです」と言った、君の言葉は、かみしめている。
それ以来、O・ヘンリーと言うと、Sクン、君のことを、思い出さずには、いられない。
まさかこんなに分厚い本とは・・・というのが注文を受け取った時の感想です。
高校時代の英語の副読本だったOヘンリーは数編のみで、薄くてでもとってもいいお値段していたのに・・・
高校時代に読んだから、なんて侮っていたら、さっそくつまづきました。
かなり難しいですね。
だからこそ勉強になると、翻訳片手に一話ずつ読み直しています。
一週間に二話のペースでも約一年!
本当に「ぎっしり」詰まった一冊です。
高校時代の英語の副読本だったOヘンリーは数編のみで、薄くてでもとってもいいお値段していたのに・・・
高校時代に読んだから、なんて侮っていたら、さっそくつまづきました。
かなり難しいですね。
だからこそ勉強になると、翻訳片手に一話ずつ読み直しています。
一週間に二話のペースでも約一年!
本当に「ぎっしり」詰まった一冊です。