NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2013年 03月号 [雑誌] の感想
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参照データ
タイトル | NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2013年 03月号 [雑誌] |
発売日 | 2013-02-28 |
製作者 | ナショナル ジオグラフィック |
販売元 | 日経ナショナルジオグラフィック社 |
JANコード | 4910068470331 |
カテゴリ | 雑誌 » 科学・テクノロジー » 一般科学 » 生物・植物 |
購入者の感想
巻頭見開きの2枚目の写真はハリネズミの赤ちゃんでした。体長6.4cm、目はまだ開いていませんが、背中の針は立派なものです。次の頁はユダヤ教の結婚式。まるでお葬式のようです。
PHOTO JOURNALの頁は被災地の親子の写真。ブルース・オズボーンは「親子」をライフワークとしているアメリカの写真家で、被災地に希望を灯す親子のきずなを温かい眼差しで捉えています。
アメリカ中西部の「大草原の石油ブーム」の記事ですが、様々な経済的な恩恵があるようです。海水や化学物質を地下に注入し(水圧破砕法)、石油を抽出するのですが、自然に及ぼす影響も考えていかなければならないと思いました。また、経済的な恩恵についても資本の流入によって潤うのは資本そのもので、地元の人々は居住費の高騰によって転居を余儀なくされた事例が紹介されており、長年暮らす住民がいちばん割を食っているそうです。
今月号の特集は「ボノボ」です。約90万年前にチンパンジーと分かれた種で、体格は大きく変わりません(ボノボの方がほっそりしていて脚が長く頭と耳がやや小さく目の上の隆起が低いのが特徴)。しかし、生態は大きく異なります。ボノボは女系社会を、チンパンジーは雄が主権を握っています。対立の解決法は、ボノボが性行動によって、チンパンジーは暴力によって解決します。ボノボは雌同士の絆が強いのに比して、チンパンジーは雄同士が同盟を組むことがあります。ボノボとチンパンジーの最も大きな差異として、本特集では「性行動」を挙げています。その主な目的はコミュニケーションの円滑化。性行動が潤滑油の機能を持っているそうです。ボノボの方が人間に近い?のかなと思いました。
リスク・テイカーの記事は氷の海の珊瑚礁調査。短いレポートですが、珊瑚って熱帯の海の生物じゃなかったのか…こんな思い込みを払拭してくれました。
PHOTO JOURNALの頁は被災地の親子の写真。ブルース・オズボーンは「親子」をライフワークとしているアメリカの写真家で、被災地に希望を灯す親子のきずなを温かい眼差しで捉えています。
アメリカ中西部の「大草原の石油ブーム」の記事ですが、様々な経済的な恩恵があるようです。海水や化学物質を地下に注入し(水圧破砕法)、石油を抽出するのですが、自然に及ぼす影響も考えていかなければならないと思いました。また、経済的な恩恵についても資本の流入によって潤うのは資本そのもので、地元の人々は居住費の高騰によって転居を余儀なくされた事例が紹介されており、長年暮らす住民がいちばん割を食っているそうです。
今月号の特集は「ボノボ」です。約90万年前にチンパンジーと分かれた種で、体格は大きく変わりません(ボノボの方がほっそりしていて脚が長く頭と耳がやや小さく目の上の隆起が低いのが特徴)。しかし、生態は大きく異なります。ボノボは女系社会を、チンパンジーは雄が主権を握っています。対立の解決法は、ボノボが性行動によって、チンパンジーは暴力によって解決します。ボノボは雌同士の絆が強いのに比して、チンパンジーは雄同士が同盟を組むことがあります。ボノボとチンパンジーの最も大きな差異として、本特集では「性行動」を挙げています。その主な目的はコミュニケーションの円滑化。性行動が潤滑油の機能を持っているそうです。ボノボの方が人間に近い?のかなと思いました。
リスク・テイカーの記事は氷の海の珊瑚礁調査。短いレポートですが、珊瑚って熱帯の海の生物じゃなかったのか…こんな思い込みを払拭してくれました。