ポケット 般若心経 中経の文庫 の感想

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タイトルポケット 般若心経 中経の文庫
発売日2012-10-04
製作者大栗 道榮
販売元KADOKAWA / 中経出版
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購入者の感想

ここ数ヶ月、空海や密教に関心を持ち、様々な本を読み始めています。
そうこうするうちに、密教で読まれている般若心経は、どのような解釈なのだろうと興味を持ちました。
加藤精一氏の『空海「般若心経秘鍵」 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫)』を読んでみましたが、
もう少し入門書的なものが欲しくなりました。
そこで、密教の僧侶で他書を読んでよかった、大栗道榮氏の書いたこの本を読むことにしました。

他の般若心経の入門書(といっても、ひろさちや氏のものしか読んでいないのですが)と比べると、
密教では般若心経全てが真言であるというのが最大の違いだとわかりました。
(他の入門書では「ギャーテイギャーテイ〜ボジソワカ」だけが真言とされていました)
また、当然といえば当然なのですが、各段落の解釈は『般若心経秘鍵』に沿ったものであり、
これは般若心経262文字の中に小乗仏教と大乗仏教の教えが組み込まれているという解釈です。

他にも、本書では般若心経の各段落毎に、関連する仏教知識が体系的に埋め込まれています。
このことは、購入時点では想定していませんでしたので、大きな収穫でした。
仏教関連の本を立て続けに読んでいましたので、大半の言葉は頭では理解していましたが、
これだけ並べられると「まだまだ知らないことだらけだな」と思わされました。

これらのことから、本書は般若心経の入門書としてだけではなく、
仏教の入門書としてもおススメの本だといえるでしょう。

本書も含めていろんな般若心経入門書を読んできましたので、
少しだけですが「空」の意味が分かりかけてきているような気がします。

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