セルシス CLIP STUDIO PAINT EX の感想
参照データ
タイトル | セルシス CLIP STUDIO PAINT EX |
発売日 | 2013-02-01 |
販売元 | セルシス |
機種 | Windows |
JANコード | 4546189101733 |
カテゴリ | PCソフト » ジャンル別 » 画像・映像制作 » イラスト・ペイント |
セルシス CLIP STUDIO PAINT EX とは
カラーイラストを制作するための各種作画、彩色ツールに加え、下描きからコマ割り、ペン入れ、背景・効果線の作画、トーン貼り、フキダシ作成、セリフの入力、複数ページ作品の管理機能などマンガ制作の全工程をカバーする機能を搭載し、本ソフト一本で商業誌などの印刷用モノクロ・カラーマンガ、Webやデジタルデバイス用のマンガなどさまざまな用途の作品作りを行えます。また、ソフトウェアに機能を追加するためのプラグイン機構など、「PAINT PRO」と比べ拡張性が高く、プロやハイエンドユーザーのニーズを満たす機能が追加されています。
64bitOS、マルチコアCPU対応により高解像度・多重レイヤーの作品も軽快に扱えるパワフルな処理能力を備え、処理速度は従来の2倍以上。
■マニュアルはWEBにてオンライン提供。
インストールガイド、スタートアップガイドは添付
■入力対応フォーマット
BMP、JPEG、TGA、PNG、TIFF、PSD、PSB、XPG (IllustStudio形式)、
CPG (ComicStudioページファイル)、CST (ComicStudio作品ファイル)
3D データ:FBX、LWO、LWS、OBJ、C2FR / C2FC(CELSYS CHARACTER形式)、6KT、6KH、PEP
■ 出力対応フォーマット
BMP、JPEG、TGA、PNG、TIFF、PSD、PSB
Windows XP / Vista / 7 (32bit / 64bit) /8 (32bit / 64bit)
※ XPやVistaの64bit版では動作いたしません。
Mac OS X 日本語オペレーティングシステム10.6(10.6.7 以上) / 10.7 / 10.8
■本ソフトウェアはオンラインによるライセンス認証を行うため、インターネット接続が必要です。携帯電話のインターネット接続による認証も可能です。
■WindowsPC :SE2対応のIntel Pentium 4(2.0GHz以上)、Intel Xeon シリーズ、Intel Core シリーズ、AMD Athlon 64、AMD Opteron以降のプロセッサ
■Mac PC :Intel Core 2 Duo 以降のプロセッサを搭載したMac
※ PowerPC プロセッサおよび、Core Duo プロセッサでは動作しません。
※上記 OS が快適に動作する環境。
■メモリ
Windows XP : 256MB 以上
Windows Vista: 1GB 以上
Windows 7 / 8 (32bit): 1GB 以上
Windows 7 / 8 (64bit): 2GB 以上
Mac OS X
10.6 : 1GB 以上
10.7 : 2GB 以上
10.8 : 2GB 以上
■ハードディスク
アプリケーションのインストール用: 約 200MB
データその他のインストール用: 約 700MB
作業領域として: 2GB 以上必須
※サンプル画像
購入者の感想
また元コミスタ ユーザーに対してとても不親切とも感じます。今までコミスタ で愛用していたトーンなどが入っていないため、コミスタ からわざわざコンバートしなければならない上、一部のトーンは持ってこれないという始末。それらを持ってくる方法もあるにはありますが非常に面倒です。
画面も無駄にウインドが多くゴチャゴチャしているのもマイナス。画面のカスタマイズも出来ますがそれでも画面は狭く感じます。多機能にして複雑化し過ぎ。何でも詰め込めば良いというものではありません。唯一 良い点はカラー作業ががフォトショより使いやすいという事とフルデジでやるのに向いているという事、かなり多くの機能を持ってるという事でしょうか。しかしアナログ原稿を取り込み仕上げのみというのであればコミスタの方が恐らく効率は良いです。ただしコミスタ はもうこれ以上アップデートも無いのでいつまで使えるかは分かりませんが…。心底思うのはコミスタで確立された分かりやすく完成された操作性を何故 放棄してしまったのか?という事。本当に勿体ない。それくらいコミスタは素晴らしいソフトでした。願わくばコミスタの後継ソフトを出してほしい。
描くことに関しては機能が豊富で驚いた。
定規やブラシ、素材の豊富さなどは、興奮を覚える程に凄い。
これを使いこなせたら、凄い絵がかけそうだ。
ただ、このソフト、素晴らしい機能はたくさんあるが、
全体的にちょっと重い感じがする。
ブラシによってはちょっと大きくすると引っ掛かりがあるし、
コマ割りフォルダというのを使ってみたら、なんかカクカクする。
私のパソコンはそこそこハイスペックなので、
このソフトの問題だと思われる。
いろいろ表示が小さすぎるのも、ちょっと気になる。
枠や中心にスナップしてくれないのもちょっと不便だ。
ほんのちょっとしたことではあるが、
そのちょっとしたことがストレスになってくる。
優れた部分が多いだけに、すごく残念である。
レイヤー機能を基本として、ペンやブラシ、色調補正に手書き補正にフィルタ機能。カラーだけでなくモノクロイラストを作成するための機能も備わっており、PCでイラストを作成するソフトとしては申し分ない機能が備わっています。
ただ、星は5つつけはしましたが、フォトショップに比べ、編集という面で小回りが利かないところがあったり、今のところスキャンに対応していないので、そこは難点といえますね。
アップデートを重ねてかなり使い勝手も向上してきましたが
2値漫画に限ればまだコミスタに敵いません。
とくに3D機能はコミスタに比べると乗用車と三輪車くらい差があります。
昨今の商業漫画では3Dを使った背景作画が多くなってますので
最低限コミスタレベルまで達しないと商業作家の移行は進まないかもしれません。
それとファイルサイズがコミスタの数倍〜数十倍になるのもネット通信上不便です。
転送速度の遅いスカイプなどでやり取りするには非現実的な大きさです。
他の方も指摘されてますがデータ保存に関しては致命的な欠陥があります。
PCの必要スペックはコミスタから格段に上がりました。
描き方にもよりますがモノクロ2値・商業サイズ600〜1200dpiの原稿を扱うなら
i3〜i5のCPUと8〜16G以上のメモリがなければキツイと思います。
とくにメモリは非常に多く使います、できれば16Gはあったほうがいいです。
コミスタファイルを読み込むなら32Gないとエラーを吐くことも度々有ります。
コミスタにあった圧縮フォルダは実装されてないので
作業メモリを節約することはできません。
CPUはi7のHTを有効に使えてないようなのでi5でも充分だと思います。
動作クロックが同じならi5とi7に使用感の差はありません。
グラフィックはさほど負荷が掛からないので
とりあえずCPU内蔵のIntelGraphicなどでも普通に使う分には問題ありませんが
GT740程度のビデオカードを付けるとより快適になります。
これ以上、大きいビデオカードは作業速度的には無意味です。
(マルチモニタ出力インターフェースの都合がある場合を除いて)
尚、イラスタにあったCUDAは未実装です。
総評として、
3D機能など未熟な部分も抱えてますが改良されたベクターのように
確実にコミスタから進化してる部分もあります。
さらにコマンドをシンプルにして使いやすくしたものだと思います。
デジタルで描くのに必要なものが、すべて詰まっている感じです。
ただ、ありすぎて使いこなすのに時間と慣れが必要。
自分なりのカスタマイズを見つけるまでの労力を惜しまないことですね(汗