世界怪魚釣行記 の感想
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参照データ
タイトル | 世界怪魚釣行記 |
発売日 | 2014-04-12 |
製作者 | 武石 憲貴 |
販売元 | 扶桑社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
これだけの釣の紀行文をこの1冊に収めるのはもったいないくらいだ。登場の世界各地を5分冊にして出版してもよさそうな密度濃い内容のある紀行記だ。そして文章や表現が面白い。随所に思わず笑わせる話が出てくる。まず笑ってしまうのが、本書の初っ端1ページ目。成田発ポートモレスビー行きのニューギニア航空で、南に約5000km、直行便6時間半だ。搭乗して、ベルト確認に来た女性乗務員2人の凄さ。1人は爆発したかのような髪、恰幅が良過ぎて通路につっかえる、殆どサイババ状態だ。もう1人は顔に刺青、体格まで含めるとまるであの「森の人」という生き物。楽しくて一度は搭乗してみたい航空会社だ。第1章のパプアニューギニア編では、パプアンバス、ゴールデン・バラマンディ、サラトガ、パシフィックターポン、凄い。第2章のアフリカ編は埃及から南アまでの旅で、ナイルパーチ、タイガーフィッシュ、アフリカンキャットフィッシュ、凄い。そして可愛いシクリッドが良い。第3章の東南アジアでは、タイのバンパコン川の巨大エイ、マレーシアのセバロウ、タイのレッドテイルキャットフィッシュ、ピラルクー、タイガーショベルノーズ、アリゲーターガー、アジアアロワナ、もの凄い。第4章のモンゴル編では、110cmノーザンパイク、116cmと137cmのタイメン、とにかく凄い。第5章のアマゾン編では、綺麗なピーコックバス、パクー、ビックーダ、ブラックピラニア、ペーシュカショーロ、シルバーアロワナ、凄過ぎる。ピラルクーは残念ながら出現せず。尚、著者はケニアからタンザニアに入ったが、タンザニアは貧しく治安が悪く怖い。至る所で首絞め強盗が発生するから危険だ。更に南アの「世界一危険な都市」ヨハネスブルグに。余談ながら最近の統計で、南アの失業率は23.5%、4人に1人は失業。HIV/AIDSは15歳から59歳の18.1%、5人に1人がエイズだ。私は恐縮ながらWorld Cupは日本でTVで見る。