川はどうしてできるのか (ブルーバックス) の感想
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参照データ
タイトル | 川はどうしてできるのか (ブルーバックス) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 藤岡 換太郎 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062578851 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 地球科学・エコロジー » 地球科学 |
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購入者の感想
アマゾン川、ナイル川、のような高名な大河から、名もなき小さな川まで、地球には無数の川が存在しています。
また、我が国でも海のない県はあっても、皮のない県はありません。
このようなポピュラーな川ですが、この狭い日本には、3万5千~4万あるといわれています。そして、そんな川の中には、
アルプス山脈を越える川、砂漠に突然現れて、洪水さえ引き起こす川、天井川、著しく蛇行する川・・・など珍しい川が多数存在しています。
本書では、そんな川について、藤岡換太郎さんが、多数の例を挙げてやさしく解説し、川の成り立ちについて考察しています。
全体は、下記の3部に大別されています。 第1部:川をめぐる13の謎 第2部:川を下ってみよう 第3部:川についての私の仮説
第1部:川が繰り出す魔術のような不思議な現象を13あげ、その謎を解き明かしています。この章は非常に面白いです。
例えば、中国の大河、黄河と揚子江、その源流は非常に近いところにありますが、その後は、全く違う経路をたどっています。
これは地塊が関与しているようで、大陸の成り立ちが大きく関与しているようです。
また、中国、雲南省のシャングリラという場所には、揚子江、メコン川、タンルウィン川がきわめて狭い地域に密集しています。
これも大陸の成り立ち方、インド亜大陸のユーラシア大陸への衝突が大きく関与しています。
その他、砂漠の洪水、天井川、果ては、海底を流れる川、地球以外の惑星の川まで・・・・・・・
第2部:ここでは、多摩川の始まりから終わりまでを追っています。初めは笠取山ですが、その終わりは・・・・・?
第3部:これも面白いです。天竜川の源流は、諏訪湖ですが、著者の藤岡さんは、天竜川と諏訪湖の成立年代、
その高低差についての疑問から、大胆な仮説を打ち立てました。
それは現在の大陸の成り立ち方、プレートテクトニクスが大きく関係しています。アマゾン川についても同様です。
いや、面白く読ませてもらいました。なお本書は、「山はどうしてできるのか」、「海はどうしてできたのか」に続く3部作になっています。
また、我が国でも海のない県はあっても、皮のない県はありません。
このようなポピュラーな川ですが、この狭い日本には、3万5千~4万あるといわれています。そして、そんな川の中には、
アルプス山脈を越える川、砂漠に突然現れて、洪水さえ引き起こす川、天井川、著しく蛇行する川・・・など珍しい川が多数存在しています。
本書では、そんな川について、藤岡換太郎さんが、多数の例を挙げてやさしく解説し、川の成り立ちについて考察しています。
全体は、下記の3部に大別されています。 第1部:川をめぐる13の謎 第2部:川を下ってみよう 第3部:川についての私の仮説
第1部:川が繰り出す魔術のような不思議な現象を13あげ、その謎を解き明かしています。この章は非常に面白いです。
例えば、中国の大河、黄河と揚子江、その源流は非常に近いところにありますが、その後は、全く違う経路をたどっています。
これは地塊が関与しているようで、大陸の成り立ちが大きく関与しているようです。
また、中国、雲南省のシャングリラという場所には、揚子江、メコン川、タンルウィン川がきわめて狭い地域に密集しています。
これも大陸の成り立ち方、インド亜大陸のユーラシア大陸への衝突が大きく関与しています。
その他、砂漠の洪水、天井川、果ては、海底を流れる川、地球以外の惑星の川まで・・・・・・・
第2部:ここでは、多摩川の始まりから終わりまでを追っています。初めは笠取山ですが、その終わりは・・・・・?
第3部:これも面白いです。天竜川の源流は、諏訪湖ですが、著者の藤岡さんは、天竜川と諏訪湖の成立年代、
その高低差についての疑問から、大胆な仮説を打ち立てました。
それは現在の大陸の成り立ち方、プレートテクトニクスが大きく関係しています。アマゾン川についても同様です。
いや、面白く読ませてもらいました。なお本書は、「山はどうしてできるのか」、「海はどうしてできたのか」に続く3部作になっています。