サイロンの挽歌 (ハヤカワ文庫JA) の感想

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タイトルサイロンの挽歌 (ハヤカワ文庫JA)
発売日販売日未定
製作者宵野 ゆめ
販売元早川書房
JANコード9784150311384
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購入者の感想

 そもそもグイ-ンサ-ガ伝が栗本 薫様の手から他の方々が引き継ぎ、語られて行っていること自体、
何とも言えない不思議な感動を禁じえなかった。語り手により、個性は感じられるものの、原作者の
栗本 薫様の魂を失わず語り継がれている様子。今後の展開に楽しみを託したいと思った最初の
作品でした。

もう二度と戻ってはこないと思ったグイン正篇にグインが戻ってきた!
五代グインに続き、宵野グインがいかなるものか、心配はしていましたが、
作品全体の雰囲気でいえば五代グインより違和感なく、
これまでの世界観を踏襲している雰囲気でした。
いい意味で前半はストーリーがなかなか進まず、
まどろっこしい描写が多い感じも栗本グインの雰囲気に似ていて、違和感なく、最後まで読めた。

ただ後半駆け足な感じで、前半のまどろっこしさとは対照的に、
すべての伏線があっという間に回収されてしまう部分は、
ちょっとあっけなさを感じてしまう印象はありますが、
でもよくぞここまでグインの世界を描いて復活させてくれたという意味で、
とてもありがたく思います。

こうなってくると五代グインと宵野グインがやや雰囲気が異なる感じなので、
それぞれはそれなりに世界観をうまく再現したものの、
どうやって共存し、1つの物語として整合性をとっていくのかが、
気になるところではあります。

とはいえ何より正真正銘のグインが正篇に戻ってきたことは、
涙がでるほどうれしく思います。

別作家による続編は読者の予想以上のものになるかもしれません。
今後も期待しています!

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