The Blue Bottle Craft of Coffee: Growing, Roasting, and Drinking, with Recipes の感想

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ブルーボトルコーヒーは、「コーヒー業界のApple」とも言われるサンフランシスコのカフェです。まもなく東京にもオープンするようですが、スターバックスなどのある程度クオリティがあるファストフードスタイルとは一線を画するカフェです。

実は、日本のどこにでもある「喫茶店」を現代風にアレンジしたお店で、創業者も喫茶店をよく研究しています。こだわりの豆選びから自家焙煎、一杯ずつ丁寧に淹れ、家には置いていないようなちょっと良い器でいただく、味と空間と時間をゆったりと愉しむ、あの喫茶店コーヒーです。そういったお店は日本のあちらこちらにあり、私たち日本人にとってはごく普通のものですが、海の向こうではとても新鮮に映ったようです。いわば逆輸入。

本書はすべて英語ですが、そんな雰囲気を様々な写真からも楽しめます。豆選びから焙煎工房、店舗の雰囲気などを、味を想像しながら、日本上陸まで頭の中で愉しんではいかがでしょうか。

太平洋を渡って流れてきた、青い小瓶が、実は日本から流し世界を駆け巡っている・・・なんて思うとおもしろいですね。