キングダム 35 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) の感想

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参照データ

タイトルキングダム 35 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
発売日2014-10-17
製作者原泰久
販売元集英社
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

成キョウ反乱編、新章の魏火龍編が収録された35巻。

新生・飛信隊としての戦いの幕開けの巻でもあり、
謀略にはめられてしまった成キョウの救出作戦と、
ついに「戦の“主力”部隊にまで上り詰めた」信たちの様子が描かれている。
前巻から時が流れ、信・貂・キョウカイの三人は成長して少しだけ大人っぽい姿に。

相変わらず一コマ一コマの描き込みが丁寧で、絵の質感とスケール感に圧倒される。
(他の漫画と比べてもトップクラスの品質だと思う!)
キョウカイの観察眼の鋭さが垣間見えるシーンや、貂が王賁や騰と初めて会話するシーンなど、
登場人物が覗かせるレアな一面にも好奇心をくすぐられた。
意外な才能が明かされた王賁と、個性が強そうな魏火龍たちの今後も気になる…

そして個人的に最も印象深かった、信と成キョウの再会シーン。
うーん。本当になつかしい。
王都奪還編で初めて会ったとき(4巻)は、「“いつのまにか”仲間ができていた」信と
「“いつのまにか”孤独になっていた」成キョウが、対極の存在として描かれていた。
ただの小悪党だった、あの成キョウが「別人か!」と言いたくなるくらいに凛々しく成長して、
信にまともなことを語っている(言葉にも思いやりと優しさが感じられた)。
インパクトはそれで十分だ。でも、本当に面白かったのは…

さりげなく、信と成キョウが同じ存在として描かれていること。
(二人とも「“出会いによって”孤独から抜け出した」という点で)
※「“運よく”引き上げてくれる人間がいたから、万極みたいに怨みには囚われなかった」と、
 信は万極戦(27巻)の中で気づいている。今巻にも、図ったかのように「長平」という単語が…

「たったひとりの親友を失った人間」と、「血統しか信じられなかった人間」(どちらも心を閉ざしていた)。
同じ過去をもつ二人を、同じ現在の姿に至らしめた、同じもの。
二皮剥けた成キョウと横にいる瑠衣を見て、信は何を思い何を感じたのか。

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