急成長企業を襲う7つの罠 なぜ、7割の企業が創業10年を迎えられないのか? の感想

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タイトル急成長企業を襲う7つの罠 なぜ、7割の企業が創業10年を迎えられないのか?
発売日2014-10-16
製作者水谷健彦
販売元ディスカヴァー・トゥエンティワン
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購入者の感想

私もいわゆる急成長企業にいたので、この本を読んで共感することが多かったです。
特に共感したのは、第2章の「頭のきれる部下のマジック」というもの。

以前勤めていた会社も、業績向上と共にブランド認知も高まり学生の採用マーケットでも話題になると、優秀な新卒社員が入ってくるようになりました。
しかし受け入れ側の管理職たちは、これまで気合いと根性をメインに(?)事業を大きくして来たような人間なので、頭のいい部下をうまくマネジメント出来ないのです。
それどころか部下から言いくるめられてしまう場面も多々ありました。
「なぜそれをやればいいのか分かりません」「納得出来ないんですけど」「ちゃんと説明して下さい」
と、新卒社員が上司にかみつき、それに対して管理職もおろおろしてしまうのです。

本書ではそれを「承認欲求が高く、曖昧耐性の低いメンバー」と「軸を持たない管理職」との相乗効果がマネジメント層の機能不全を引き起こす と書いています。
これは私のいた会社でも頻発した光景で、
それによって優秀な若手社員が会社に見切りをつけてやめたり、
ずっとその会社をつくってきた管理職もやめていった時期がありました。

本書にもその解決策のひとつとして明示がありましたが、
私のいた会社でも、メンバーに求める社会人・組織陣としての言動のあり方や、
管理職が持つべき心構えを「スタイル」及び「マネジャースタイル」として明文化し、
日々のコミュニケーションに落とし込んでいく施策をとることで
少しずつですが、改善されていきました。
管理職はしっかりとした動じない軸を持ってメンバーと対峙しなくてはいけないということを誰もが痛感した出来事でした。

もっと早く、こうなることを知っていて対策をとっていれば
不幸な別れは防げたし、もっともっと会社も成長していたと思ってしまいます。

あの時の自分の会社と照らし合わせて読んでいってもとても納得の一冊です。

最初に入社をした会社がまさに急成長企業であり、
且つ「罠」に襲われている様をまじかで体験をした私にとって、
この本の題名は、本屋で即座に目に止まり、珍しく即買い。

「結構難しい内容?」と恐る恐る読み始めてみたが、これが結構読みやすい。
ビジネス本初心者でも、スッと話の内容が頭に入ってくるような感じ。

特に【頭の切れすぎる部下のマジック】はおもしろい。
「承認欲求が強く曖昧体制が低い部下」
「軸を持たない管理職」
自社でよく、見ていた光景だ。
この状況あるよな!この時こうすればよかったんだ!
と、自分の環境に置き換えて読み進めることができた。

これからベンチャー起業に入社をする予定の人はもちろん、管理職、経営者など、
様々な立場の人が読み進めるのに良い本。

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