自衛隊の最新・最強兵器99の謎 の感想

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自衛隊の装備、兵器の解説書です
近年大きく変化しているしている点は次の３つ

デジタル技術の進歩による兵器の多機能化(多用途化)
陸自の戦闘服にまでおよんでいるステルス化(赤外線暗視装置に反応しにくいなど)
すぐれた情報処理システムによる情報の迅速な共有化

カタログデータだけを見ると自衛隊は世界でも一流の軍隊といえます
ただし軍隊はあくまでも無法な外国との外交交渉を有利に導くための裏方であり、本当に戦争になってしまったらその時点で「負け」だと思います

福島原発の事故では、探査するロボットをアメリカから借りねばならないなど課題もあるようです
一番日本的なのが「野外入浴セット２型」という簡易銭湯で一日１２００人入れるそうです

軍楽隊や美しい声で歌っているお姉さんが動画サイトで見れますが、ふだんはどんな活動をしているのかその点も解説してほしかった
と思うので星ひとつマイナスとさせていただきます

自衛隊の装備の入門書というと戦闘機、戦車、自走砲、護衛艦、潜水艦等にテーマが集約されやすいですが、架橋戦車、野外炊具、輸送機、掃海艇、機雷などあまり注目を浴びないが重要な装備まで網羅して解説（勿論、解説そのものは入門書でもあり簡単な解説ですが）されており、５００円台という価格からするとお買い得だと思います。