ソーシャル化する音楽 「聴取」から「遊び」へ の感想

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タイトルソーシャル化する音楽 「聴取」から「遊び」へ
発売日販売日未定
製作者円堂都司昭
販売元青土社
JANコード9784791766901
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購入者の感想

2013年。 著者は円堂都司昭。 出版時50歳。

インターネットのソーシャル・ネットワークが発達した2000年代以降において、ポップ・ミュージックがどのように歩んできたかを考察した本。

冒頭から村上龍の『69 sixty-nine』が引用されてて嬉しい。 映画版も悪くなかったけど、小説の方が面白いと思う。

CDからデータに変わり、アルバム単位で聴いてた時代から一曲づつ買える時代になった。 そして初音ミクやらニコニコ動画やら、AKBの握手券目当てのCD買ったりなど、音楽を取り巻く状況も変化し続けている。

ネットが発達して、音楽の価値が下がって、ネタっぽく使われるのが一般化してきたと思う。 ぼくはシリアスにロックを聴いてるのが好きなので、まあ人それぞれ楽しんだらいいと思う。

AKBなどは歌唱力とか楽曲の良さというよりも、練習がんばってたとか選挙で勝ったとか、その過程や物語を楽しんでいると書いてあり、深く納得した。 でもよく考えたらロックも、ジョン・レノンの生い立ちとかシド・バレットがラリッてたのエピソードを楽しみながら聴いてる人も多いと思うので、同じ事ですね。

ウッドストックなど古いロックの歴史のまつわる話やロッキング・オンが「ロキノン」と揶揄されているなど、色々な情報が知れて楽しかった。

バランスの取れたフラットな視点も好印象でした。

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