徒然草 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス) の感想

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タイトル徒然草 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)
発売日販売日未定
販売元角川書店
JANコード9784043574087
カテゴリ文学・評論 » エッセー・随筆 » 日本のエッセー・随筆 » 近現代の作品

購入者の感想

現代語訳と原文と解説文とコラムで構成されていますが、原文がよいのはもちろんですが現代文大変分かりやすく、また面白く、とてもよかったです。ただ、解説文は解説を書いた人の主観が入りすぎで、読者の想像の自由をかなり妨げてしまってるように感じました。(私は古文に詳しくない一般人だからそう感じただけかもしれないが。)解説文は仰々しい批判文のように感じ、エッセイというか、随筆としての気軽感が薄れて楽しく読めなくなりそうだったので解説文だけは流し読みにしました。

 高校の時に補講で「つれづれなるままにひぐらし硯にむかいて・・・」の序段数行に2時間かけられたおじいさんの先生がいらっしゃいました。一年生だったのでおおおっ!日本の古典はこれほど奥が深いのか!と感じ入ったものでした。 それからも一行に一時間、は珍しくなく希望者制で数名の参加者だったので途中で止めてしまうのも先生に悪いからと、週一回放課後古典の深さを味わうことになりました。あれから30年近くたっていい思いでです。 この本は書店で平積みされていました。古典シリーズが文庫 というのも珍しい気がして眺めていると「徒然草」が見つかりました。「もうさっぱり解らないだろう」とは思いましたがあまりにも懐かしくて買い求めました。 ところが意外なことにとてもわかりやすいものでした。現代語訳、用語解説、注釈など懇切丁寧で、高校の時に嫌々勉強した「徒然草」が別の顔で私の前に現れました。今も時々ぺらぺらそこはかとなくページをめくりながら楽しんでいます。

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