昨日までの世界(下)―文明の源流と人類の未来 の感想

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タイトル昨日までの世界(下)―文明の源流と人類の未来
発売日販売日未定
製作者ジャレド・ダイアモンド
販売元日本経済新聞出版社
JANコード9784532168612
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 文化人類学・民俗学 » 文化人類学一般

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購入者の感想

伝統的な社会には、現代人が手本とすべき食生活のヒントがあるようです。

伝統的な社会には、生活習慣病(癌 高血圧 糖尿病 高脂血症)がないそうです。
勿論、平均寿命の短い伝統的社会でもそれなりの人数の高齢者がいますが生活習慣病がないとのことです。

この伝統的社会は、狩猟採集により生活を営んでいるので、 
新鮮な野菜/果物、全粒穀物、魚介類、乳製品が中心の食生活を送り、
塩分、単糖類、動物脂肪を摂取する機会が少ないこと、
一日中移動しているので、座る機会が少ないこと、
が生活習慣病のない理由であろうと結論しています。

地中海料理が健康的な料理といわれていますが、
著者の見解と通ずるところが多いように感じます。 

蛇足ですが、著者は集団社会を3種類に分けて、性格付けしています。
特徴をよく著していると思います。
(1)「伝統的な社会」は、狩猟採集に基本を置く共有社会であることから、人にやさしい社会である、
 また、死が身近にある社会なので、慎重・謙虚で、現代社会のような虚勢を張らない社会だということです、
 ちなみに、伝統的社会は、4大死因(異邦人との暴力闘争、 枯れ枝などの落下物や猛獣に襲われる事故、感染症などの病気、天災による飢餓)による死亡率が非常に高い社会だそうです。
(2)「牧畜農耕社会」は、所有社会であるので、資産(家畜・農地)を持つ老人天国の社会であって、
 財産を維持するために、子供を厳しく躾ける社会になるとのことです、
(3)「現代の都市社会」は、人間関係の持続性を無視する(考慮しない)社会であって、
 善悪をつける社会・賠償で解決する社会であるとしています、
見事に整理していると感じました。

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