「超」入門 微分積分 (ブルーバックス) の感想

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この１年半、理数系に進むことになった子供に微積分を学ばせるため、あまたある入門書をチョイ見して良さそうなのを購入してきました。マンガも含めて十冊以上買いました。もういい加減いいだろうと思っていたのですが、「積分から微分へと進む画期的な構成」というアピールに釣られてしまいました。積分を使って微分を説明するって、いったいどうやるのだろうか、と。本の中身を見る時間が無く、アマゾンでエイヤって購入してしまいました。結果、説明順序が積分、微分の順になっているだけで、積分を逆に見て微分を説明しているわけではなかったのですが、それでも中身は非常におもしろく、微積分の似たような説明に飽きてきた子供にも刺激的だと思われました。他の方のレビューにもあるように、初めての微積分をこの本で学ぶのは無理があり、高卒程度の数学の勉強を一通り終えてから読むほうが楽しいのではないでしょうか。ただし、第１章：積分のところは、小学生（中学受験生）でも楽しめるレベルの、とても読みやすい構成・内容になっており、入門書を称するに価すると考えられます。