将国のアルタイル（２） (シリウスコミックス) の感想

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最年少で将軍に昇格した少年、マフムートのお話。

１巻で「あんまり将軍ぽくないな・・・」という印象だったマフ。
それもその筈。２巻で「将軍として」反省するマフを見て、このお話が「将軍として成長していくマフムート」がテーマだと分かりました。
最初から既に将軍だったので気づきませんでした・・・

今巻では、マフムートが将軍から降格されそれを機に「将軍としてのあり方」を勉強するため、旅に出る事に。
世間知らずで潔癖で信念があって、話が進むごとにマフムートが可愛くなります。
なまじ能力があるだけに（最年少の将軍だけあって）プライドが高く、驕っている節はありますが、性格というより若さゆえ？
ちゃんと反省するところに好感。

漢字のルビが「将軍」を「パシャ」と読ませたり、独特なので慣れるまでちょっと読みづらいですが、これも世界観のひとつなので慣れれば「これじゃなきゃ！」なんでしょう。

絵は変わらず美麗です。表紙絵のマフが衣装豪華で可愛い。
表紙絵は綺麗ですが、基本的に白黒の方が上手い作者さんだと思います。
表紙絵も含み、次巻が楽しみ。