謎解きの英文法 冠詞と名詞 の感想
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参照データ
タイトル | 謎解きの英文法 冠詞と名詞 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 久野 すすむ |
販売元 | くろしお出版 |
JANコード | 9784874243015 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » 社会・政治 |
購入者の感想
例をあげると、9章の日本語の分裂文に対しての説明がない。
疑問詞疑問文に対する日本語の解答パターンで、冗長的すぎるので、適格性が低いなど説明が抽象的すぎる部分がいくつかある。
久野すすむのすすむが、変換で出てこない漢字で参考文献に書くさい大変面倒だった。
以上を除けば、内容は代替分かる。
疑問詞疑問文に対する日本語の解答パターンで、冗長的すぎるので、適格性が低いなど説明が抽象的すぎる部分がいくつかある。
久野すすむのすすむが、変換で出てこない漢字で参考文献に書くさい大変面倒だった。
以上を除けば、内容は代替分かる。
冠詞と名詞を中心に扱った良書で、とくに定冠詞による限定化を同類集合による限定と異種集合での限定の2つを明示しているところや、目的語の位置の名詞の数の問題についての記述はためになった。ただ、それ以外の部分の説明では他の本(「ネイティブスピーカーの英文法」「日本人の英語」等)などでも説明されている事柄で、随所にためになるところはあるものの目新しい部分は多くないように思える。これまでにこの類の文法解説書を多く読んだことがある人にとっては少々物足りなさを感じる内容かもしれないが、あまりこの類の本を読んだことのない人にはためになることが多い良書だと思う。
本書を読んでみて、定冠詞、不定冠詞、無冠詞のいずれを使用すべきかというのは、それを修飾する名詞がどういう種類のものかということによって決まるので、学校で従来教えられてきたような定式ではなく、意味的な検討も必要だということを改めて痛感しました。フランス語とか他のヨーロッパ言語と比較して考えてみれば、当たり前の話なんでしょうけど。それから、fewとseveralの違い、先行詞が人なのにwhoではなくwhichを関係代名詞に使用しなければならないケース、There構文の意味の主語に不定名詞句が使用できるケースなど目から鱗な記述が満載です。機械的に判断できるコツみたいなのを期待して読んだのですが、むしろ文法再考の読み物として、いまいち冠詞の使い方が分からない人にオススメです。