アメリカ人なら小学校で学ぶ 英文ライティング入門 の感想

220 人が閲覧しました
アマゾンで購入する

参照データ

タイトルアメリカ人なら小学校で学ぶ 英文ライティング入門
発売日販売日未定
製作者リーパーすみ子
販売元アルク
JANコード9784757424692
カテゴリジャンル別 » 語学・辞事典・年鑑 » 英語 » 英作文

購入者の感想

本書は、「英語で論理的な文章を書く力をつけたい」と思っている人に最適の本です。

説得力のある文章にするには「主張を書いてそれを支える理由や裏付けを書く」ことが必要です。これをアメリカの小学校で学ぶとされるwebや4スクエアなどの図形を使って楽しく学習します。

この本の最大の特徴は、最終的に長いエッセイなどを論理的に書けるようになるという目標に向かって、文章を書くステップを9つに分け、それを一つずつていねいに例題と類題を通して学べることです。タスクや解答例が充実しているので入試や検定で英語の書き方を学ぶ人だけでなく、学校などで教えていらっしゃる方にもネタ本としても有益です。日本語と英語による豊富なトレーニングがついているのでペアになってまずは日本語で(後で英語で)、「チームで仕事をすると不利な点は何か」や「なぜ人々は大学に行くのか」などのトピックを使って即興で言い合ってみる練習にも楽しく使えそうです。

日本ではまだまだ不足していると言われている「英語で論理的な文章を書く方法論」。これを楽しく分かりやすく簡潔におしえてくれるおススメの1冊です(約130ページと薄くて軽いつくりも助かります)。

非常に紛らわしいのですが、同じ著者による 「アメリカの小学校に学ぶ英語の書き方」(コスモピア) が小学校レベルの懇切丁寧なテキストブック、一方本品 「アメリカ人なら小学校で学ぶ英文ライティング入門」 は雑なワークブック、といった位置付けになるようです。

まずもって本品だけでは学習が完結しません。本品の内容構成のうち、途中Chapter 2までは粗いながらもまだステップバイステップで進みますが、Chapter 3で難易度に深刻な断絶があり、全体としては 「英語の運用自体はネイティブ中学生レベルだが作文の訓練をきちんと受けなかったので作文だけが苦手だ」 という帰国子女のような学習者しか使えない代物になり下がっています。「インバーテッド・トライアングル」 の説明が図1個でポンと済まされているところなど呆れてのけぞってしまいました、この図たった一つからでは何も学べません。また、Chapter 3以降で例として示されている英作文 「作品」 はいやしくも米大卒の肩書を持つ共著者が書いているはずですが、題材も構成も表現もせいぜい中学生どまりとなっており、社会人・ビジネスパーソンにはちょっと参考になりません。

TOEFLに向けて勉強したいなら市販のTOEFL教材を素直に使用することを声を大にして勧めます。
大学受験者・社会人・ビジネスパーソンには、誤植は気になるものの 「決定版 英語エッセイ・ライティング」(門田修平他・コスモピア) を勧めます。本品は決して勧めません。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

アメリカ人なら小学校で学ぶ 英文ライティング入門 を買う

アマゾンで購入する
アルクから発売されたリーパーすみ子のアメリカ人なら小学校で学ぶ 英文ライティング入門(JAN:9784757424692)の感想と評価
2018 - copyright© アマゾン通販の感想と評価 all rights reserved.