ピアノ・コレクションズ ファイナルファンタジーXIII の感想

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タイトル通り、原曲を忠実にピアノで再現したものではなく少々アレンジが加えられています。
この点は言うまでもなく好みが分かれるところでしょうが、原曲を聴きこんでいる方には注意が必要かと思います。
9曲目などは、〜「スーリヤ湖」のモチーフによる〜と記述があるように、このアルバムオリジナルのようです。

トラック数を見ると、少々ボリューム不足のような印象を受けます。
ですが、これは本家サントラのボリュームがアレンジ曲を複数制作するスタイルに起因しているため、致し方ないと言えます。
それに、私は２曲目の「FINAL FANTASY 13 〜誓い〜サンレス水郷」が目当てで購入したので、個人的には満足です。

肝心の曲の感想ですが、目当てであった「FINAL FANTASY 13 〜誓い〜サンレス水郷」は、
オケよりもピアノソロの方が、自分の中の「切ない」イメージによくマッチしていると感じました。
これは原曲よりもBPMを落としていることにも起因しますが、ストリングスなしでも十分に泣ける
メロディに依るところが大きく、ピアノの持ち味を十二分に引き出しているからでしょう。
特に、少々の間を挟み、「〜誓い〜」から「サンレス水郷」に変化するくだりはグッと来ます。
一方「閃光」は、悪くはないのですが、やはりヴァイオリンの方がインパクトがあり、マッチしていると思います。
ピアノだけで音数を増やすよりもオケで音を重ねた方が、より自然にまとまっています。

以上、あまり深く言及すると個人的な感想文に成りきってしまいますので、この辺りで失礼します。