艦隊これくしょん ‐艦これ‐ 水雷戦隊クロニクル (1) (カドカワコミックス・エース) の感想

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元々この漫画家さんが書いていたある漫画が好きで、深山さんの新しいものが出るというので購入。
いつも少し2ch用語やスラングなどを使うのでそれが毎回気になってしまいます（-1）が、漫画自体はいつも通り綺麗にできていると思います。
シリアスもギャグもバランスよく入っており、どちらを求めている人にもおすすめできると思います。完全なシリアスやギャグを求めている方は少し難しいかもしれませんが。
とにかく、登場しているキャラクターが好きな方は買って見てもいいと思います。

これがきっかけで艦これ始めました。
第六駆逐隊かわいい。

艦これプレイヤーです。
思った以上に面白く熱い展開で、艦これでおすすめの漫画は？と言われたら真っ先にこれを推したいですね！
展開としては王道の少年漫画のような印象を受けますが、バトルを中心とした艦これを見てみたかったので
その点で言えば大満足と言わざるを得ません。作画も丁寧で迫力があります。

まだ一巻を読んだだけですが、なんだかんだで話の作りもしっかりしているのではと思います。
連載中の方は見ていないので解りませんが、恐らくはキス島攻略(原作ゲームにおける、駆逐艦のみの編成で攻略するステージ)を最終目的としたお話のように見てとれました。
第六駆逐隊をメインに描く上で、そう繋げるのか！とワクワクしましたね。
自分が攻略していたマップにこうしたお話がつくのはプレイヤーとしても胸が熱くなるものがあります。
また、本当にちょこっとだけですが、結構他のキャラも出てくるので思わぬサプライズ感がありました。
……たった２コマ、セリフなしでも木曾が出てきてくれて私は嬉しかったです。

そして皆さんも言われているように、天龍が強すぎます。どれだけステータスが違うのか気になる位違います。
ただ、少なくとも一巻では駆逐や空母を足止め・抑制する程度の描写でしたし、今後どのように描かれるかは解りませんが
個人的には『アリ』の範囲内です。
何よりこの方の描かれる天龍型と第六駆逐隊はキャラクターの特徴を良く掴んでいると思いますし、天龍の原作とかけ離れた強さを含め、描き手さんの愛情を感じました。
龍田も最初は「こんなに柔らかいキャラかなあ？」と思いましたが、大丈夫です。ちゃんと龍田でした。
総して、強くてかっこいい天龍が見たい・天龍提督さんには心底おすすめです。あと暁が良い感じに暁してて可愛いです。

ひとつ難点に思えたのは、些細な事ですが無理矢理パンツを見せすぎじゃないかなという所でしょうか。
パンチラは別に構わないのですが、そこまでして見せるか？というカットがいくつかあったので気になりました。

『なぜ男が戦わない?
戦争は男の役目だろ?
なぜオタク漫画は少女を死地で戦わせる描写ばかりするんだ?
少女を守るのが男の役目じゃないのか??』

↑こういうくだらないレビューをしている人は何なのですかね?
評価を下げて安く買いたいのか単に作品を全否定したいのか理解に苦しみます。

そして本題ですが…自分は艦これはプレイしたことがなく、そんな自分でも楽しく読ませてもらえました。
ただ、上の評価にもあるようにキャラの強さが逆転していたり奇妙な設定が追加されていたりするみたいなので…プレイをしたことがある方には違和感を覚える部分もあるかもしれません。
少なくとも自分はそういうところがなかった分すんなり入ることができました。逆に作品を知らない人の方が入り込める作品かもしれません。