死刑絶対肯定論―無期懲役囚の主張―(新潮新書) の感想

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タイトル死刑絶対肯定論―無期懲役囚の主張―(新潮新書)
発売日2012-12-07
製作者美達大和
販売元新潮社
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カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論

購入者の感想

この本を読むと、所々、国語辞典から難しい言葉を探してきて
挿入したようなところがあるが、もっと日常的な言葉で十分置
き換えが利くのにと違和感があった。

興味のあった点。
○強盗殺人などのような凶悪事件の受刑囚は、殆どが改悛の情
もなければ、他人に対する共感もない。あるのは損得だけ。
裁判のときは、刑を軽くしてもらうため、改悛の情を見せるが
多くは嘘。
その証拠に、刑務所では自分のやった殺人を明るい表情で話す。
一般人には、彼らの思考が異星人のもののように思えるだろう。

○被害者に対して悔悟の念を抱くどころか、憎んでいる場合が
多い。その発想は次の通り。大したことでもない窃盗現場を見
て、被害者が騒いだり抵抗したりしたために殺さざるを得なく
なった。窃盗だけであれば罪は軽いのに、あの被害者がバカな
行動に出たから殺人罪によりこんな長期刑を食らった。

○犯罪による時間当たりの収入は通常の勤労者より割がいい。

○そんなことから殺人事件の受刑者は出所後まじめに働こうと
思ってる者は少ない。

○作業報奨金は、3年過ぎても月に1万円にならない。

○出所後に行くところのない者は当面は更生保護施設に住む。

○凶悪事件受刑者の受刑者の7割が再犯者。

○著者が、「裁判員が裁判をやり終えたことに自己満足を感じ
るようだが、実態が分かっていない」と述べていることには説
得力がある。

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