ちはやふる(19) の感想

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参照データ

タイトルちはやふる(19)
発売日2013-10-04
製作者末次由紀
販売元講談社
JANコード登録されていません
カテゴリ »  » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL

購入者の感想

私は競技歴があるのですが、実戦から離れて20年近くたち、かつての記憶がおぼろげになる中、『ちはやふる』を読んでいると、真剣勝負の緊張感、若かりし頃の情熱が思い出され、うまく言葉にできない特別な感覚がよみがえってきます。
真剣勝負の独特な緊張感、心理戦が、『ちはやふる』では上手く描かれていると思います。
もちろん競技歴のない方でも十分に楽しめる内容ですが、真剣勝負を経験すると、より一層面白く『ちはやふる』を読めると思いますので、敷居は相当に高いですが、興味がある方は挑戦していただけると、私もうれしいです。

この巻の内容は、2週間後に迫った名人戦・クイーン戦予選の前哨戦である吉野会大会の準々決勝から決勝の序盤までです。
千早と、クイーン4連覇の猪熊遥との対決は白熱です。
猪熊遥の、かるたへの思いが、試合の合間に垣間見え、魅力的な人物として描かれています。
今後の活躍に期待です。

ところで、「敵なんて いないみたいだよ 楽しくて 楽しくて かるたになって 自分の全部がでていく」、という試合中に千早が感じた感覚がでてきますが、似たような感覚を競技中に感じたことがあって、いい文章だなと思いました。

若宮詩暢への千早の熱い思いも、素敵でした。
原田先生の、「私は若くないから本気で試合をしてくれるなら愛弟子とだって死ぬ気で取る 成長できるかもしれないんだ まだまだ 名人と当るまでに私は まだ―」という言葉を読むと、競技を離れてしまった自分のことが恥ずかしくなると共に、年齢が競技に重大な影響を与える「かるた」の世界で、年齢を重ねても成長を目指す姿勢に感銘を受けます。
千早たちは、いい指導者に恵まれていて、うらやましい限りです。

吉野会大会決勝は、ついにあの二人の組み合わせに…。
ネタバレを避けるために、具体的には書けませんが、次巻が楽しみです。

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