別冊映画秘宝初代ゴジラ研究読本 (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝) の感想
278 人が閲覧しました
参照データ
タイトル | 別冊映画秘宝初代ゴジラ研究読本 (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝) |
発売日 | 2014-07-24 |
販売元 | 洋泉社 |
JANコード | 9784800304520 |
カテゴリ | ジャンル別 » エンターテイメント » 映画 » 日本映画 |
購入者の感想
タイトルの意味を、しっかり実感出来る一冊かと思います。
他の方も書いていらっしゃっる通り、表紙から裏表紙までこだわり抜いて造られて居ります。俳優大図鑑は、水増しかな?と思いきや、あるBホーム*大部屋俳優は、戦時中駆逐艦乗りで部下には何と!と、言う初めて知った特大サプライズ等々、様々な履歴を知る事が出き、クライマックスにあたる、後半の(初代ゴジラスタッフ評伝)からの怒涛の様な記事構成、全ページに渡る重箱の隅をツツキ抜いた様な内容、編集の巧さも大いに評価に値する物と思います。
そして、何時も目にするのは、編集に(小沢涼子)さんと言う方の名を拝見するのですが、*特撮関連等々*此だけの一癖も二癖も有る執筆陣をまとめるのは大した物だと感心してしまいます。
洋泉社得意の未確認、無責任?情報として、(本多猪四郎 無冠の巨匠 MONSTER MASTER*仮)今夏刊行!*大丈夫か?
9月上旬(保存版・東宝特撮女優大全集*仮)*過去に出版された改訂版?
10月上旬(別冊映画秘宝 特撮音楽家大全*仮)*気長に待ちましょう。
それにしても、60年後に一冊の本が出来る映画は、どれだけ有るのでしょうか?
最後まで目を通して下さり、ありがとうございました。
他の方も書いていらっしゃっる通り、表紙から裏表紙までこだわり抜いて造られて居ります。俳優大図鑑は、水増しかな?と思いきや、あるBホーム*大部屋俳優は、戦時中駆逐艦乗りで部下には何と!と、言う初めて知った特大サプライズ等々、様々な履歴を知る事が出き、クライマックスにあたる、後半の(初代ゴジラスタッフ評伝)からの怒涛の様な記事構成、全ページに渡る重箱の隅をツツキ抜いた様な内容、編集の巧さも大いに評価に値する物と思います。
そして、何時も目にするのは、編集に(小沢涼子)さんと言う方の名を拝見するのですが、*特撮関連等々*此だけの一癖も二癖も有る執筆陣をまとめるのは大した物だと感心してしまいます。
洋泉社得意の未確認、無責任?情報として、(本多猪四郎 無冠の巨匠 MONSTER MASTER*仮)今夏刊行!*大丈夫か?
9月上旬(保存版・東宝特撮女優大全集*仮)*過去に出版された改訂版?
10月上旬(別冊映画秘宝 特撮音楽家大全*仮)*気長に待ちましょう。
それにしても、60年後に一冊の本が出来る映画は、どれだけ有るのでしょうか?
最後まで目を通して下さり、ありがとうございました。
シリーズではなく1作目の「ゴジラ」に絞って、まだそんなに掘り下げることがあるのか?と
期待半分、疑問半分で手にとってみたのですが、さすがセブン、マンでも驚きの新事実を発掘した「研究読本」シリーズだけあって
非常に充実した内容でした。
今回は直接作品に関わった人だけでなく、後に影響を受けた方の記事もありますが、
それもまた初代ゴジラがその後のクリエイターにどういった影響を与えたのかを窺い知ることができ、
ただ過去を掘っただけでの本ではなくなっているのがよかったと思います。
期待半分、疑問半分で手にとってみたのですが、さすがセブン、マンでも驚きの新事実を発掘した「研究読本」シリーズだけあって
非常に充実した内容でした。
今回は直接作品に関わった人だけでなく、後に影響を受けた方の記事もありますが、
それもまた初代ゴジラがその後のクリエイターにどういった影響を与えたのかを窺い知ることができ、
ただ過去を掘っただけでの本ではなくなっているのがよかったと思います。
まだ半分も読めていませんが、これは凄い。
まず表紙に成田亨画伯のゴジラを持ってくるところに、ただのムックじゃ終らせない作り手の気概を感じます。
(この絵はウルトラ怪獣と混載のカードのものだったはずですが、キングギドラなんかはご自身のタッチにアレンジしてあるのに、この初代ゴジラは着ぐるみを尊重して描かれています。本書と直接は関係ありませんがそこがまた素晴らしいです。)
メイキング写真に珍しいものが多いのは研究読本では当たり前になってしまった感がありますが、それでもこの量には驚きます。
さらに当時の宣材類にも、いままで見たことのないものがあります。紙細工製の立体看板は「ゴジラの逆襲」のものは見たことがありますが、第一作のものは初めて見ました(しかもカラー)。
ゴジラじゃありませんが、RKO版「キング・コング」宣伝のために鎌倉に建てられたコングの写真なんていうのもあります。驚きです。
写真を中心に眺めているのでインタビューやコラムはまだ読めていませんが、坂野義光監督がインタビュアーを務める本多猪四郎監督のインタビューでは、本多監督が第1作に込めた思いが語られています。これはこんなご時世だからこそ余計に読む価値があります。
名作だけに作品単体を扱ったムックはこれまでにも何冊かありましたが、視点と深さが違います。
いままでの本が不要になるということでもなく、併読すればより楽しめると思います。
願わくばこのクオリティで東宝特撮全作品を研究読本化してほしいものです。
まず表紙に成田亨画伯のゴジラを持ってくるところに、ただのムックじゃ終らせない作り手の気概を感じます。
(この絵はウルトラ怪獣と混載のカードのものだったはずですが、キングギドラなんかはご自身のタッチにアレンジしてあるのに、この初代ゴジラは着ぐるみを尊重して描かれています。本書と直接は関係ありませんがそこがまた素晴らしいです。)
メイキング写真に珍しいものが多いのは研究読本では当たり前になってしまった感がありますが、それでもこの量には驚きます。
さらに当時の宣材類にも、いままで見たことのないものがあります。紙細工製の立体看板は「ゴジラの逆襲」のものは見たことがありますが、第一作のものは初めて見ました(しかもカラー)。
ゴジラじゃありませんが、RKO版「キング・コング」宣伝のために鎌倉に建てられたコングの写真なんていうのもあります。驚きです。
写真を中心に眺めているのでインタビューやコラムはまだ読めていませんが、坂野義光監督がインタビュアーを務める本多猪四郎監督のインタビューでは、本多監督が第1作に込めた思いが語られています。これはこんなご時世だからこそ余計に読む価値があります。
名作だけに作品単体を扱ったムックはこれまでにも何冊かありましたが、視点と深さが違います。
いままでの本が不要になるということでもなく、併読すればより楽しめると思います。
願わくばこのクオリティで東宝特撮全作品を研究読本化してほしいものです。