Modern American Music...period! (The Criteria Tapes) の感想

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2014年4月19日に公開されたドキュメンタリー映画『Jaco』（監督：スティーヴン・キジャック）に合わせて、1974年の未発表セッション音源がリリースされたのが本作だ。まず、曲名とメンバーを書き留めておきたい。

Tracklist:

1. Donna Lee
2. Balloon Song (12-Tone)*
3. Pans #1*
4. Havona/Continuum
5. KURU*
6. CONTINUUM*
7. Opus Pocus (Pans #2)*
8. Time Lapse *
9. Balloon Song (alternate)
10. Time Lapse (alternate)
11. Forgotten Love

Personnel:

Jaco Pastorius: bass,
Fender Rhodes;
Bob Economou: drums;
Alex Darqui: piano,
Fender Rhodes;
Othello Molineaux: steel drums;
Sir Cederik Lucious: steel drums;
Don Alias: percussion.

1974年というのは、ジャコがデビューする直前にあたり、本作はフロリダ州マイアミのクライテリア・スタジオで行なわれたデモ・レコーディング・セッションが音源とのこと。うち6曲は完全未発表音源で極めて価値が高い。既にジャコの世界が完成していることが聴くとすぐに分かる。

なお、このアルバムのライナーは、あの『ジャコ・パストリアスの肖像』のビル・ミルコウスキーが書き下ろしをしている。また、プロデュースには、ジャコが所有していたベース『Bass Of Doom』の所有者としても知られるメタリカのベーシスト、ロバート・トゥルヒーヨが関わっているようだ。