日本語の作文技術 (朝日文庫) の感想
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参照データ
タイトル | 日本語の作文技術 (朝日文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 本多 勝一 |
販売元 | 朝日新聞出版 |
JANコード | 9784022608086 |
カテゴリ | 人文・思想 » 言語学 » 日本語・国語学 » 論文作法・文章技術 |
購入者の感想
読む側にとってわかりやすい文章を書くための本です。これは、作文の「技術」である以上、訓練をすれば誰でもできるようになるというものです。私は、約30年間にわたってつかっています。
■ 日本語の作文技術の基本原則(初級レベル)は以下の通りです。
1. 修飾する言葉とされる言葉がはなれすぎない。
2. 句を先に、詞をあとに。
3. 長い修飾語は前に、短いほど後に。
4. 大状況・重要な言葉ほど前に。
5. 親和度(なじみ)の強弱による配置転換。
6. テン
6-1. 長い修飾語が2つ以上あるとき、その境界にうつ。(長い修飾語)
6-2. ある語を強調するため、修飾語の語順が原則の逆順になる場合にうつ。(逆順)
■ 表記法の原則(中級レベル)は以下の通りです。
1. ナカテン:並列や同格の語のあいだにつかう。
2. 二重ハイフン:力夕カナの固有名詞などを列挙するときにつかう。
3. 力ギカッコ:
3-1. 引用は、あくまで原文や発言のままカギカッコの中にしめす。
3-2. 自分達ではつかわないが相手側がつかう言葉をそのままつかう場合にはカギ力ッコに入れる。
4. ヒゲカッコ:「本当はそうではない」ときとか、「いわゆる」つきのときにつかう。
5. テン:
5-1. 状況により、筆者の考えをテンにたくす場合として、思想の最小単位をしめす自由なテンをうつ。
5-2. 構文上高次元のテン(文のテン)を生かすためには低次元のテン(句のテン)はのぞく。
6. マル:思想の最小単位を組みあわせた最初の「思想のまとまり」をしめす。文が終わったら必ずマルをつける。
7. 段落:かなりまとまった思想表現の単位であり、足でいえば、各部分の境の関節が改行である。
8. 章:人体にたとえれば、足・腹・頭といった大きな部分であり、人体という全思想を形成するための大きな構想である。
9. 送りがな:語尾変化可能な部分以下をすべて送りがなにする。
10. 外国語のカナ表記:
10-1
■ 日本語の作文技術の基本原則(初級レベル)は以下の通りです。
1. 修飾する言葉とされる言葉がはなれすぎない。
2. 句を先に、詞をあとに。
3. 長い修飾語は前に、短いほど後に。
4. 大状況・重要な言葉ほど前に。
5. 親和度(なじみ)の強弱による配置転換。
6. テン
6-1. 長い修飾語が2つ以上あるとき、その境界にうつ。(長い修飾語)
6-2. ある語を強調するため、修飾語の語順が原則の逆順になる場合にうつ。(逆順)
■ 表記法の原則(中級レベル)は以下の通りです。
1. ナカテン:並列や同格の語のあいだにつかう。
2. 二重ハイフン:力夕カナの固有名詞などを列挙するときにつかう。
3. 力ギカッコ:
3-1. 引用は、あくまで原文や発言のままカギカッコの中にしめす。
3-2. 自分達ではつかわないが相手側がつかう言葉をそのままつかう場合にはカギ力ッコに入れる。
4. ヒゲカッコ:「本当はそうではない」ときとか、「いわゆる」つきのときにつかう。
5. テン:
5-1. 状況により、筆者の考えをテンにたくす場合として、思想の最小単位をしめす自由なテンをうつ。
5-2. 構文上高次元のテン(文のテン)を生かすためには低次元のテン(句のテン)はのぞく。
6. マル:思想の最小単位を組みあわせた最初の「思想のまとまり」をしめす。文が終わったら必ずマルをつける。
7. 段落:かなりまとまった思想表現の単位であり、足でいえば、各部分の境の関節が改行である。
8. 章:人体にたとえれば、足・腹・頭といった大きな部分であり、人体という全思想を形成するための大きな構想である。
9. 送りがな:語尾変化可能な部分以下をすべて送りがなにする。
10. 外国語のカナ表記:
10-1
日本語を扱う職業につくなら、この本は読んでおきたい。
主題(は)と格助詞(が)の違い、読点の打ち場所、修飾詞の順序などを論理的に理解することができる。
複雑な日本語技術がシンプルに法則化され、この法則を覚えておけば、誤読の少ない文章を意識的に作ることができる。自分では気づかないミスも減る。この法則を基礎にさらに自分で法則を作るのもよいだろう。
特許書類(特許明細書)を作成する仕事に携わるが、同業者の間でもこの本は有名だ。この本を知らない人はあやしい文章を書いている。
お勧めというよりも、同業者の方であれば、この本の一読は必須でしょう。
主題(は)と格助詞(が)の違い、読点の打ち場所、修飾詞の順序などを論理的に理解することができる。
複雑な日本語技術がシンプルに法則化され、この法則を覚えておけば、誤読の少ない文章を意識的に作ることができる。自分では気づかないミスも減る。この法則を基礎にさらに自分で法則を作るのもよいだろう。
特許書類(特許明細書)を作成する仕事に携わるが、同業者の間でもこの本は有名だ。この本を知らない人はあやしい文章を書いている。
お勧めというよりも、同業者の方であれば、この本の一読は必須でしょう。