HTML5とJavaScriptでスマートフォンゲーム作成！ ゼロからはじめるenchant.js入門【公式ガイド】 の感想

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ゲームをつくりたくてBASICを齧ったマイコン少年は多い。パソコンやソフトが進化するとともにプログラミングは遠くなり、ちょっとしたゲームをつくるのも難しい特別なこととなってしまった。本書の著者たちはenchant.jsを通じ、この状況に風穴を開けつつある。
本書が解説するHTML5向けゲームフレームワークenchant.jsを使えば、簡単に流行りのブラウザゲームをつくることができ、投稿ゲームサイト9leapで公開できる。管理者権限や開発環境も必要もなく、jsdo.itからブラウザ経由でゲーム開発を始められる。いちどでもWebプログラミングを経験したことがある者からすると信じられないほどの簡単さだ。
ゲームの作成を題材にプログラミングの教科書を書くのは常道だが意外と難しい。ちょっと動くゲームをつくるだけでも多くの前提知識を要するからだ。環境構築の手順や変数・文法といった概念、座標系などを解説している間に入門者は退屈してしまう。本書はまず簡単なゲームの作成から入って言語、フレームワークの機能、応用と展開し、読者を飽きさせないよう構成を工夫している。さらにプログラミング技術だけでなく、本職のゲームプログラマーとしての経験を活かした企画やデザインのノウハウが散りばめられている。本書を読めばenchant.jsを使ったプログラミングだけでなく、ちょっとしたブラウザゲームを企画・開発・公開するために必要となる全般的なスキルを獲得でき、そこでつくったゲームはパソコンやMac、スマートフォン、タブレットどれでも遊ぶことができる。
本書のような優れた入門書と敷居の低いenchant.js環境を通じて、ひとりでも多くの若者がプログラミングの楽しさに触れて、優れたゲームクリエイターに育つことを願ってやまない。プログラミングを難しく考えるのではなく、本書を読んでまずゲームを創り始めることこそ、次のステップへ向けた未来への切符となるだろう。0

サンプルコードを動かし、実際の動きを学ぶには良いと思いますが、
例えばp.30のコンストラクタなど、解説も無く突然、難解な用語が
出てくるので、どこかにtipsがあると良いと思った。

本の最初に、対象となる読者の記載も無かったので、
本当の初心者が手に取った場合、ところどころ詰まる気がした。

この本を読む前後、下記のチュートリアルで予習しておくと
多少すっきりとするかもしれない。

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