梅干と日本刀 日本人の知恵と独創の歴史(祥伝社新書) の感想

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参照データ

タイトル梅干と日本刀 日本人の知恵と独創の歴史(祥伝社新書)
発売日販売日未定
製作者樋口清之
販売元祥伝社
JANコード9784396113698
カテゴリ » ジャンル別 » 社会・政治 » 社会学

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購入者の感想

 著者の樋口清之さん(1909年1/1~1997年2/21)は、奈良県桜井生まれ、考古学者、民俗学者です。
 日本は世界を相手に戦争し、1945年壊滅的と言っていいほどの大敗を喫しました。
 それによって、従来、日本の精神的支柱であった日本文化(当然良いものもあれば、悪いものもありますが)がことごとく否定され、
 アメリカの文化がどっと侵入してきました。その結果、日本人なのに愛国心のない日本人や、
 日本嫌いの日本人を多数生み出すことになりました。
 本書はそういった傾向に歯止めをかけ、日本人に勇気と誇りを与えた名著で、1974年出版され、一躍ベスト・セラーになりました。
 本書では、先ず、関東の防風林がなぜケヤキなのか?ということから始まります。
 そして、玉川上水の驚くべき漏水止めの技術(三和土という土を使用しています)、一千分の一しか狂いのない伊能忠敬の測量技術、
 地震でも崩れない城の石垣の秘密、そして、これは有名ですが、よく切れて折れない日本刀の技術、
 そして、本書のタイトルにもなっている日の丸弁当・・・確かにすぐに血糖値は上がりますが、その他の栄養素は殆どありません・・・。 
 その他、美濃は日本の風土に適したレインコート、飢饉用の食料として植えられた彼岸花(水仙の球根も毒抜きすれば食せるそうです。
 オランダでも飢饉のときチューリップの球根を食していたそうです)、mm単位で灌漑した登呂遺跡(著者の専門ですね)、
 また、敬語と卑語、そして、村八分に至るまで、現在の眼から見れば、少し首を傾げるような点もありますが、
 日本人とその文化的価値を多面的にとらえて、よく考察されています。
 

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