アドリブ・ギター虎の巻~ジャズ/フュージョン編~【改訂版】(CD付) (シンコー・ミュージックMOOK) の感想

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この本は、この価格帯でフュージョン的なアドリブを学ぶという点でとても優れています。
タイトルはジャズ／フュージョンでジャズが先に来ていますが、内容は結構フュージョンに
寄っていますね。Room335をモチーフにした練習曲等は非常に良い感じに出来ています。

但し、著者はストラトキャスターで弾いている部分が非常に多く、実際にフルアコで弾くと
なったら上級者でもかなり際どいフレーズが多いです。特に速弾き的な要素が多く（これは
著者のギターの性質上の問題かと）同じようにストラトやその派生機種、特にハイフレット
が押さえやすいギターでないとかなり難しいフレーズが多いですね。

しかし、これからフュージョンやジャズをやりたいと思っていて「ブルース等である程度の
アドリブが出来る方」にはお勧めです。全くアドリブが出来ないという場合はこれよりも
音楽理論系の本で一度勉強するのが良いですね。煮詰まってきたら役に立ちますね。