これまでの百年 これからの百年【増補改訂版】 の感想

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以前から長谷川先生の著書は継続的に読ませていただいており、この本はそれらの総決算であろうと期待して読みました。
これまで通り著者の歴史に対する鋭い分析、評価はこの本でも遺憾なく発揮されており大変勉強になりました。

ただし、本の構成上、前半半分はこれまでの歴史についての総評が、
そして後半はこれからの100年についての展望がかかれていると思いきや、
本の半分をすぎても永遠とこれまでの歴史についての考察と評論が続きます。
「これまでの」が７割、「これからの」が３割といった割当でした。
著者の主張も、これまで主張してきた事と大きな変化はなく、少し期待外れでした。