ショパン・アルバム の感想

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マズルカ、練習曲、ワルツ等々1970年代のスタジオ録音中心に収められている。ライブ録音が２曲あります。
　演奏は私がこれまでに聴いて来たショパン演奏の頂点と思います。
耽美に過ぎず、これ以上に磨き上げることのできないまでに磨かれ、生命を吹き込まれた音楽の流れは全く自然で新鮮です。何度聴いても新鮮さが薄まらず新しい響きが聞こえてきます。
加えて、ＣＤ盤製造技術が卓抜で、ホロヴィッツの演奏を引き立てています。ＣＤの音もとうとうここまで到達したのか。響きの美しさ、自然さと安定感はかつて耳にしたことのない水準です。このＣＤを入手され聴かれた方は、数日間聴き続けるに違いないように思われます。
　わたくしは曲目、演奏、録音すべて最高水準の稀有な盤をここに見出しました。