Centipede Hz の感想

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参照データ

タイトルCentipede Hz
発売日2012-09-04
アーティストAnimal Collective
販売元Domino Records UK
JANコード5034202027461
Disc 1 :Moonjock
Today's Supernatural
Rosie Oh
Applesauce
Wide Eyed
Father Time
New Town Burnout
Monkey Riches
Mercury Man
Pulleys
Amanita
カテゴリ » ミュージック » ジャンル別 » ロック

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購入者の感想

2000年代を代表する名盤との誉れも高い前作『Merriweather Post Pavilion』から約3年のブランクの後にリリースされた2012年作。
こちらも、前作に負けず劣らずの渾身の力作アルバムとなっている。

ポストロック、エレクトロニカといった先進サウンドに、ブライアン・ウィルソン風の美メロ、コーラスハーモニー、ポップセンスを大胆に導入し、聴き手を恍惚と陶酔の境地へと誘った前作。それに対し本作は、やや粗野で尖った印象が際立つロッキンな作風となっている。
尚且つ、そのサウンドテクスチャーは凄まじいばかりにトリッキーであり、徹頭徹尾過剰なまでのギミックによって覆い尽くされている。極めてエクスペリメンタルな内容。
とにかく、音の情報量の多さと言ったらハンパなく、飛び出てくる音塊の洪水に圧倒されるといった趣だ。
曲展開の方も、カオティックなまでに目まぐるしく変転していくので、全容を把握するには少々時間を要する。
はっきり言って、難解な音楽であり、これは一筋縄ではいかない。
前作の路線を期待する向きには、少々敷居が高くなってしまったかもしれない、といった作風だ。

しかしながら、ベースとなる楽曲自体は、前作と比べてもそう遜色は無いと感じられるし(特にM3、M4、M6辺りの曲作りのセンス、流石!)、演奏の方も素晴らしく良く、あるいは、オーディオ作品としての音質もすこぶるハイクオリティであるように思う。
音の盛り付けは凄まじいのだが、慣れれば極めて気持ちの良いロック作品として楽しめるんじゃないだろうか。

大好評、大絶賛の嵐だった前作の路線を安易に踏襲せず、また新たなる地平を追い求めた作品。
・・・真摯に自らの創作活動に対峙していく彼らの直向きな姿勢が、こちらの側にひしひしと伝わる快作だ。

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Domino Records UKから発売されたAnimal CollectiveのCentipede Hz(JAN:5034202027461)の感想と評価
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