赤飯（初回生産限定スペシャルプライス盤・～熱唱祭り盤～）(DVD付) の感想

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ついに発売された赤い公園のベスト盤。
初期のユニークな曲から最近のポップな曲まで、
代表作がまんべんなく入っており、入門に良い1枚だと思います。

ただ個人的には、このアルバムの本領はライブDVDにこそある、と感じています。
赤い公園は過去にも、CD付属のDVDにドキュメンタリーやライブ映像などを入れてましたが、
２時間のライブをフルで収録しているのは、おそらくこれだけだったと思います。

赤い公園のライブは、１stミニアルバム「透明なのか黒なのか」のレコ発から見てきました。
初期から高いパフォーマンスを見せてきた赤い公園ですが、今までの演奏をかえりみても、
このDVDは、最高のライブが収められた素晴らしい１枚だといえます。
MCもぎりぎりまで省き、とにかく楽曲を、何より佐藤の歌声を
ひたすら聴いてもらいたいという気持ちが感じられますし、
演奏の息もバシッと合わせてキメてくれています。

そんなライブのなかでも、最後の1曲は格別でした。
切り込み隊長・佐藤の歌う姿を見て、ああ、この姿に惹かれたのだったなと思い出しました。
そして佐藤の後ろ姿を見ながら、笑顔でライブを楽しむメンバー。
この1曲のために、このアルバムを買ったようなものかもしれません。

初期からのファンの方も、新規のファンの方も、初期は好きだったけど離れてしまった方も、
赤い公園・第1期の素晴らしい幕引きをぜひご覧ください。