E.M.シオラン選集 3 実存の誘惑 の感想
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参照データ
タイトル | E.M.シオラン選集 3 実存の誘惑 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 篠田知和基 |
販売元 | 国文社 |
JANコード | 9784772001588 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
後期のシオランは、アフォリズムが多く、格言を引出しやすく読者を獲得しやすい様式だ。ここの文章は論文というには短く、エッセーというには長い文章である。意を決して読めば面白いし、名言の数々が飛び交っているので是非読んでいただきたい。
「力というものが伝染性のものであるなら、弱さというものも同じでないはずがない。弱さには人をひきつける力がある。それに抵抗することは容易なことではない。柔弱なものは集団となったとき、人を魅惑し、押しつぶす。」
「才能というものはどんなものであってもある種の図々しさをともなう」
「腹一杯食うものは、精神的にだめになってゆく」
「われわれの生は、いかなる水準に展開されようと、その外的な形を破壊する努力に応じてしか、本当にはわれわれのものにならない」
「力というものが伝染性のものであるなら、弱さというものも同じでないはずがない。弱さには人をひきつける力がある。それに抵抗することは容易なことではない。柔弱なものは集団となったとき、人を魅惑し、押しつぶす。」
「才能というものはどんなものであってもある種の図々しさをともなう」
「腹一杯食うものは、精神的にだめになってゆく」
「われわれの生は、いかなる水準に展開されようと、その外的な形を破壊する努力に応じてしか、本当にはわれわれのものにならない」