これだけは身に付けたい 患者安全のためのノンテクニカルスキル超入門: WHO患者安全カリキュラムガイド多職種版をふまえて の感想
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参照データ
タイトル | これだけは身に付けたい 患者安全のためのノンテクニカルスキル超入門: WHO患者安全カリキュラムガイド多職種版をふまえて |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 相馬 孝博 |
販売元 | メディカ出版 |
JANコード | 9784840448925 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
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購入者の感想
こんにちは、古舘健です。
状況把握やチームワークなどのノンテクニカルスキルについて、分かりやすい言葉で書かれた本書は医療安全の入門書としておすすめです。
本書のP95で紹介されていたWHOの手術の安全チェックリストは手術前に術場で読み上げます。初めの頃は、わざわざ手を止めるなんて面倒!と思ったのですが、慣れてくると執刀前の「タイムアウト」がないと落ち着きません。
図や表が多いのですぐ読めます。
以下はメモのために抜粋します。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
P16
「医療従事者にとって、最も重要なフレーズは、『私は知りません』であると言っています。」
P38
「(中略)パイロットが業務前に、自分が適切な状態であるかどうかを自己評価するもので、頭文字がI’M SAFE(=私は安全)となっています。チェック項目は、I:病気(Illness)、M:薬剤(Medication)、S:ストレス(Stress)、A:飲酒(Alcohol)、F:疲労(Fatigue)、E:感情(Emotion)の6項目ですが、最後の『感情』はストレスに統合され、食事(Eating)とされることが多くなりました。
P54
「(中略)、確証バイアス(Confirmation Bias)は、自分だけの体験や先入観に基づいて情報を検討し、自分に都合の良い部分だけを集めて、自分の意思決定を補強するという傾向です。」
P60
「(中略)コミュニケーションを確実にするためには、発信者に戻す(フィードバックさせる/ループつくる)ことが効果的です。これが双方向コミュニケーションであり、コミュニケーションの過程で起こるエラーを修正することができるのです。」
さいごまで読んでくださり、ありがとうございます!
状況把握やチームワークなどのノンテクニカルスキルについて、分かりやすい言葉で書かれた本書は医療安全の入門書としておすすめです。
本書のP95で紹介されていたWHOの手術の安全チェックリストは手術前に術場で読み上げます。初めの頃は、わざわざ手を止めるなんて面倒!と思ったのですが、慣れてくると執刀前の「タイムアウト」がないと落ち着きません。
図や表が多いのですぐ読めます。
以下はメモのために抜粋します。
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P16
「医療従事者にとって、最も重要なフレーズは、『私は知りません』であると言っています。」
P38
「(中略)パイロットが業務前に、自分が適切な状態であるかどうかを自己評価するもので、頭文字がI’M SAFE(=私は安全)となっています。チェック項目は、I:病気(Illness)、M:薬剤(Medication)、S:ストレス(Stress)、A:飲酒(Alcohol)、F:疲労(Fatigue)、E:感情(Emotion)の6項目ですが、最後の『感情』はストレスに統合され、食事(Eating)とされることが多くなりました。
P54
「(中略)、確証バイアス(Confirmation Bias)は、自分だけの体験や先入観に基づいて情報を検討し、自分に都合の良い部分だけを集めて、自分の意思決定を補強するという傾向です。」
P60
「(中略)コミュニケーションを確実にするためには、発信者に戻す(フィードバックさせる/ループつくる)ことが効果的です。これが双方向コミュニケーションであり、コミュニケーションの過程で起こるエラーを修正することができるのです。」
さいごまで読んでくださり、ありがとうございます!