ずぶん(自分)のあだま(頭)で考えろ―私が「山びこ学校」で学んだこと の感想

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タイトルずぶん(自分)のあだま(頭)で考えろ―私が「山びこ学校」で学んだこと
発売日販売日未定
製作者佐藤 藤三郎
販売元本の泉社
JANコード9784780706734
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 教育学 » 一般

購入者の感想

著者は、無着成恭先生率いる「山びこ学校」(作品)すなわち山元中学校を1951年に卒業する時「答辞」を読んだ、
いわば学級(イコール学年)の代表的生徒である。そしてこの本は、長年故郷に留まりながら農民としてもまた文化人としても生きてきた
著者の厚みある人格から、ごく自然に醸し出された言葉としての旨味あるエッセーである。
2012年11月付の「おわりに」によると、原稿は2004年7月から2011年6月まで「毎日新聞」山形版に連載された記事の中から教育について
触れたものを選んで編まれたものとのことである。一回毎に載った記事らしく、限られた長さにまとめられたエピソードや
解説、それに意見などが、読者は退屈する暇もなく終わりまで続く。
表紙の写真は、本文中にも説明つきで出てくるが、説明なしではちょっと「生徒と先生」には見えないのではないか?
いや、生徒は先生の前に居るように見えるが、先生のほうはどちらかというと、生徒の例えば年長の兄か従兄、もしくは
年若い叔父のように見える。しかしその写真こそ、かつての著者と無着先生なのだという。この写真には、無着先生の特質が
そのまま出ているのではないか、という気がする。
本文中には、ほかにも珍しい写真がふんだんに載っていて、数々のエピソードとともに興味をそそる。著者にとって「山びこ学校」
にまつわることの中には今なお未完のものとして心に残っていることもあることを知り、それらについては感慨を覚える。

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