BEASTARS 12 (少年チャンピオン・コミックス) の感想
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参照データ
タイトル | BEASTARS 12 (少年チャンピオン・コミックス) |
発売日 | 2019-02-08 |
製作者 | 板垣巴留 |
販売元 | 秋田書店 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
掛け値無しの傑作漫画。相変わらず完成度に陰りは全く見えない。テムとの決闘を経たレゴシが学校を去ることになり、学校という狭い世界の中ではわからなかったことや気付かなかったことに触れながら、より広い社会へと踏み出していくさまが素晴らしい筆致で描かれる。食肉という禁忌を破った彼を取り巻いていくだろう様々なドラマの萌芽は、前巻の低評価が近視眼的なものに過ぎないと理解するには十分だろう。それと並行するようにビースターという本作の主題にもいよいよ突入していく。ここから更に盛り上がっていくだろうし、期待以外の感情は湧かない。これこそ大人の鑑賞にも耐えうる少年漫画というものだろう。もちろん登場人物と同世代にこそもっと読んで欲しい。