呉竹 筆ペン 写経 筆ペン写経セット LA26-58 の感想

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奈良県に本社のある呉竹が販売する写経セット（LA26-58）で、セット内容は「筆ペン」「写経用紙」「お手本」「罫線入り下敷き」「写経のしおり」の五点セット。初めてでも容易に写経が始められるようになっています。
「筆ペン」
写経用筆ペン毛筆かぶら90号。写経専用に作られた筆ペンで、毛先も細く写経文字を書くのには最適です。穂先がよくきき、とめ、はね、はらい、も自在です。もちろん文具店、コンビニ等で販売されている、祝儀袋用の筆ペンとは全く異なる筆ペンです。
「お手本」
なんと言ってもこの呉竹セットの良いのは、このお手本にあると思います。NHK大河ドラマの墨文を書き、書道シーンを実演している鈴木曉昇氏の文字とそっくりなのです。鈴木氏の見本を持っていますが、字の崩し方、特に「無」の使い方が全く同じなので吃驚しました。下に続く文字によって無の崩し方を変えるのがそっくり同じでした。初めて書く時は、何の字か、どういう書き順かと迷うこともあるでしょうが、現代文字見本もあるので比べれば容易に理解出来るようになります。この文字で練習すれば素晴らしい字が書けるようになると思います。楷書の現代文字で書かれたものより、これなら全国どこの寺院に納経しても恥じないものだと思います。ちなみに用紙、お手本のセット（LA26-54）のお手本とは字体が異なっています。こちらのお手本の方が達筆です。
「写経用紙」
説明では10枚となっていますが15枚です。にじみは全く無く、墨のりが良いです。墨のりが悪いと右行から左行に書き進むにつれて、筆を持つ右手の小指にかけて墨がついて、右手を紙につける度に墨をスタンプして汚くしてしまうのですが、それもありません。三つ折りになっていますが、きっちり折り目をつけていなく、ダンボール紙に巻いた状態で届くので、少し形を整えて平らな処へ置いておくと気にならなくなります。
「写経のしおり」