ももいろ夜ばなし第一夜「白秋」&第二夜「玄冬」DVD-BOX(初回限定版) の感想

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結果論ではあるが
「白秋」と「玄冬」が一つのパッケージになったことで、
ももクロ・バンド・イベントの成長/進化が分かり、
しかもそれが一万円以下で、とはお得な映像作品だ。

まず「白秋」は、告知の段階ではホントに？？？なイベントだったが
あーりんのトライアルからの幕開けに始まり、
イベント通してでは初の生バンド（しかも音圧の低い編成）に
ダンスを封印してのソロパフォーマンスがメインと、
本当に≪挑戦≫というニュアンスが強い。

そのため、新たな一面が見れるヨロコビや
「Z女戦争」「LOST CHILD」の斬新なアレンジといった
見どころも多いながら、エンタメというよりドキュメント。

それでも、「だって　あーりんなんだもーん☆」の
破壊力はやはり凄まじいのだが（笑）

第一夜から１年以上を経た「玄冬」は、
数々の修羅場？やおおきな壁を≪乗り越え≫
地力が格段に増したももクロによる、シックなエンタメ。

誰もが聞き惚れるであろう「Hello,Again〜昔からある場所〜」
相性の良さ以上にすばらしい名演「宙船」
挑戦のストーリー第２章「サイレント・イヴ」、
殻をやぶる覚醒せし絶唱「卒業」「永遠のトリニティー」。

それぞれのソロ演目の、第一夜における≪挑戦≫から１歩すすみ
ハイライト足り得ている充実が、頼もしい。

また、
「ピンキージョーンズ」などのアレンジが、
ただアンプラグドに置き換えた印象の第一夜と違い
” この編成ならでは ”の装いになって、
大箱でのゴージャス版ふくめベストと思える曲も。

第三夜がいつになるか分からないが、
はやくもその日が楽しみで仕方がない。