皇帝フリードリッヒ二世の生涯(下) の感想
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参照データ
タイトル | 皇帝フリードリッヒ二世の生涯(下) |
発売日 | 2017-11-15 |
製作者 | 塩野七生 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 歴史・地理 » 世界史 » ヨーロッパ史 » ヨーロッパ史一般 |
購入者の感想
塩野さんは、基本的に信長は好きですし、ボルジアも好きですのでフリードリッヒも好みなのかと思いますので。思い入れの著作で面白いですが、歴史としてはドイツの神聖ローマ帝国皇帝として生きず、イタリア統一、イタリア国王を目指したフリードリッヒがその後のイタリアはともかくドイツの分権体制を強化してしまったことは、余り触れられていません。フリードリッヒは暗いドイツを嫌い、シチリア、イタリアの専制君主になりたかったのだと、思いますが方法として傭兵制度を強化してしまったことは、その後のイタリアへ暗い影を投げかけますし、ドイツ王、皇帝としてドイツを不在勝ちだったのは家の断絶を招いたでしょう。
小説としては5つ星かも知れませんが歴史書としては3つ星が限界ですかね。
小説としては5つ星かも知れませんが歴史書としては3つ星が限界ですかね。