宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 3 [DVD] の感想

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子供の頃オリジナルを見て、いまは、おじさん。
ヤマト2199リメイクに感激し、2202にも期待大です。
やはり、大人が対象なので、政治や軍事など作り手が丁寧に描いているのがかんじられます。
SF的見せ場や、タイトル通りの純愛も物語を盛り上げます。
そして、各キャラクターが非常に作り込まれていて敵も味方も魅力的です。
今作は、人間古代が悩み抜き答えを出します。
仲間の多くを困難な航海に連れ出したことに、古代は、正義感と仲間への思い、そして雪への愛に深く思い悩み、結果決断を躊躇する弱さを見せます。イスカンダルとの誓いを真摯に履行したいのにそれができないジレンマ、ともすれば綺麗事の理想論に聞こえるかもしれないがともにイスカンダルに旅した仲間はその思いが痛いほど良くわかる。皆んなが古代を暖かく支えるがなかなかその重荷が取り除けない。
そんな古代たちに斉藤が軍人的で人間臭い価値観をぶつけてくる。なぜ非情な敵との戦いを避けるのか？と。
古代には、次々と困難な選択が突きつけられる。ついには、大帝に究極の選択を突きつけられ、愛する雪のため未来永劫拭えない罪を背負う決断をする。
そのとき、雪は、命をかけて古代の心を守る。雪を守りたいが故に一度は遠ざけたが、お互いの大切さを噛みしめる。
困難に立ち向かう古代に、沖田が優しく微笑み感動の涙にさそわれました。
チームヤマトと古代の成長と信頼関係、人間ドラマ、雪の無償の愛を見て欲しい。