ラブライブ! サンシャイン!! 2nd Season Blu-ray 7 (特装限定版) の感想

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ネタバレになる内容を含むのでお気をつけ下さい。

13話を視聴し「結局輝くことってなんだったんだよ、足掻くことこそがキセキってどういうことだよ」と思われた方もいらっしゃったと思います。
ですがこれも１つの青春なのです。
足掻いて足掻いて足掻いても結局廃校阻止は叶わなかったAqours。これに似た経験皆さんしたことありませんか？青春時代甲子園行きが叶わなかった、コンクールに行けなかった、どんなものでもいいですどんなに努力しても結果が報われなかった経験皆さんもありませんか？
勿論結果が出ることが一番でしょう。ですがそこに至るまでに流した汗や涙、努力が全て意味のないことだったのでしょうか？
限られた時間の中で精一杯頑張ったこと、仲間と駆け抜けた日々それはあなたの心に刻まれて今もキラキラ輝いてる筈です。
結果が全て大人になればそんなことばかりでしょう。ですが青春とはその過程を重視することを許してくれる、それこそが青春という季節の暖かさなのです。
そんな青春を精一杯駆け抜けた彼女達の軌跡は何事も上手くいかなければ逃げ続けて来た千歌ちゃんにとって大きな輝きだったのでしょう。
「どんなことにも意味がある」そう思えた方が素敵ではないでしょうか？
そんな彼女達の青春を思い返しながら特典曲「キセキヒカル」を聞いてみてください。

毎週のテレビ放送を楽しみにしていました。何度観て涙を流したか？たかがアニメを観て泣くなんて？と自分自身も思ってましたが、ラブライブ！シリーズはアニメを越えた世界観を持っています。ラブライブ！に出逢えたことに感謝します。ありがとう！

【ネタバレを多く含みます。ご注意ください。また、あくまで私見です。批判等は一切受け付けません。】

『ラブライブ』は、今や大きなコンテンツです。脚本がちょっとダメでも一定数ファンがついてくる下地があります。
だから、極論を言えば質の良い曲を支えるだけのシンプルなストーリーでも良かったはずです。キャラクターがそれなりに可愛いくわちゃわちゃ友情ごっこをして、奇跡がたくさん起きて、その説得力の無さを名曲で補って、一気に最終話まで勢いで駆け抜ける……。そういう作品でも良かったはずなのに、オリジナル楽曲も用意され最終話でAqoursと熾烈な戦いをするかと思われたライバル＝Saint Snowはミスであっけなく脱落し、またAqoursは学校を守ることができず、これまで彼女達が目指してきた肝心の決勝も長い時間を使って描かれませんでした。さらには決勝が終わっても千歌はどこか浮かない顔をしている。
私も当初、これらの展開を目の当たりにして驚きました。一期から描かれてきたラブライブ本戦への道のりはなんだったのか。まるで実を結んでいないじゃないかという意味です。
しかしながら、私が星5をつけたのは、その意外性が理由ではありません。そういった展開には全て意味があったと考えるからです。
この作品は当初から、ずっと「【輝き】とは何なのか」をテーマにしてきていました。そして、Aqoursのメンバーは、少なくとも千歌は、それが「学校を救うこと」にあると信じていた。けれどそれができないと分かった時から決勝が終わった後まで、千歌はずっと「本当に輝けたのかわからない」という思いに苛まれていました。
けれど、最後の最後で自分を待ち続けていた仲間たちを見て千歌は気づいたわけです。【輝き】はずっと側にあった。目標を掲げた時にも、目標に向かって走っている時も、ずっと輝いていたことを知ったわけです。
つまり、このテーマにおいて「結果」はさほど重要ではなかったのだと思います。むしろSaint Snowの理亞は事前に、結果がついてこなくてもまた何度でも輝こうと足掻けることを示していました。Saint

誰よりも早く、しかもクリスマスの日にまで律儀に☆1レビューを付けにくるこの人は、密かにラブライブを好きな方なのかな？と思ってしまいます(^^;
言っていることは概ね共感できる部分もありますが、ラブライブとして見ずに一つのコンテンツとして見れば良い出来なのかな…と思います。

ラブライブとつかなかったら☆4でした。