ムーンライト スタンダード・エディション [DVD] の感想

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参照データ

タイトルムーンライト スタンダード・エディション [DVD]
発売日2017-09-15
監督バリー・ジェンキンス
出演トレヴァンテ・ローズ
販売元TCエンタテインメント
JANコード4562474188173
カテゴリDVD » ジャンル別 » 外国映画 » ドラマ

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購入者の感想

まず鑑賞しながら思ったのが良い意味で派手さがないアメリカ映画らしくない作品で、まるでイギリスとかフランスとかヨーロッパ系の雰囲気を持つ静かな映画だと思った。
それによくある黒人の悲しみや問題を取り扱った(大まかにわければそうなのかもしれないけど。)という訳ではなく、その現状でごく普通に生きる人の内面を写したような現実的な作品だと思った。
何かこの作品の主人公を観ると、心の中に抱える不安や悩みは環境は違ってもそう変わらない物なんだと感じた。
なんか一見怖そうに見える人やそういう世界で生きる人も(誰もがとは言わないけど)内面は大して変わらないんじゃないかとこの作品を観ると思う。
何が悪いとかそういう話ではなくただ現状の成り行きや出逢いにより気付けばそこにいたという人がいて、別に悪い人間だから暗い世界と隣り合わせに生きている訳ではないという現実があるんだなと思った。
特に日本ではあまりピンとくる訳ではないのだけどこれはごくありふれた物語なんだと思う。

最初にフアンがシャロンを助けた時に何故そんなお節介な事をましてや売人であるような人間がするのだろうと怪訝に思ったけど、この作品を観て想像するにフアンもまたこの物語のシャロンと同じような人生を歩んできた人で、自分の立場に何かを感じつつもシャロンに自分の幼い頃の姿を観て声をかけたのだと思う。
そして皮肉な事だけど、売人としてのフアンよりもシャロンと接する父親のような優しい顔を見せるフアンの方がずっとらしくて輝いてみえるのが印象的だった。

このムーンライトという映画は、題名通りに暗い闇に光が当たるという意味もあるのだろうけど、月の光が闇で引き立ち美しいようにこの現実に生きる人間の物語だからより切なさを感じ、より人の優しさ感じられるというような一層に感じられる美しさという意味も含まれている気がする。
それにこの映画は視覚的にも心情的にもとても印象的な場面が沢山あると思う。
個人的に感心したのが3つの時代のシャロンで、違う人間が演じているし見た目も異なるのに同じ雰囲気を感じるのは凄いと思った。

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